かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(15:ニュージーランド編-第十四章)

2008-06-10 13:02:06 | 旅行
初めての海外旅行も、あと残すところ1週間となっておりました。ネルソンのユースホステルに2泊した後、飛行機で北島のウェリントンへ飛びました。1865年まではオークランドが首都だったようですが、現在はニュージーランドの首都はここです。

ニュージーランド旅行は、南島を中心に計画しておりましたので、北島は少しおまけ的なものでした。そんなことに加え、一人旅も慣れてきた感じでしたので、この頃はもう惰性みたいになっていたのかもしれません。
ウェリントンでは1泊しただけで、特に観光もしなかったように思います。そして、次にロトルアへ向かいました。ロトルアは、ニュージーランドのルーツのような所だそうです。マオリ族がカヌーでやってきたのが始まりだそうで、彼らの文化が最もよく保存されているのがこの町だそうです。確かに、南島ではほとんど見かけなかったやや肌の黒い、いわゆる“ポリネシアン系”の方たちにたくさん出会いました。そして、この町には温泉や間欠泉があります。
 この町では、Ivanhoe Lodgeという安ホテルに2泊しました。予約なしでホテルに行くと、フロントには誰もおりません。何回か声をかけたのですが、全然応答がありません。おかしいなと思いながら、中の方に進んで行くと、ホテルのマネージャーは、お客さんと一緒にビリヤードに興じておりました。そこで、ベッドが空いているか確認したら、空いているというのでホッとしました。
そして、この陽気なマネージャーは、私に「君もビリヤードをやらないか?」と誘ってくれたのですが、私はビリヤードの経験は学生の頃1度か2度、友人に誘われてやったことがあるのですが、自分には不似合いなゲームだし、才能もないと思い、それ以後はやったことがありません。だから、この時も観ているだけにしました。
この宿に決めたのは、ガイドブックにレンタサイクルがある、と書かれていたからかもしれません。翌日、早速自転車を借りて、地熱地帯のファカレワレワへ行き、間欠泉や煮えたぎった泥が跳ね上がる泥泉などを見学しました。別府で地獄めぐりをするようなものでしょうか。


また、ここにはマオリ族の文化を保存した再現マオリ村もありました。


そして翌日も自転車で、レインボー・スプリングスというところへ行きました。
ここには、たくさんのマスがきれいな泉の中で泳いでいました。そして、この泉の底の砂地がボコッ ボコッと吹き上がるのです。私は、この時初めてこういう泉を見たものですから、「こうやって水底から水が湧いてくるんだあ~」とちょっぴり感動しました。そして、泉のことを“Springs”と言うわけが実感できたと思いました。


初めてといえば、ニュージーランドで有名な飛べない鳥キーウィを見たのも、ここが初めてでした。3週間NZにいたというのに、この時まで一度もお目にかかれませんでした。

そんな、ロトルアでの2日間でしたが、いよいよ日本へ帰るべく、国際空港のあるオークランドへ向かいました。

   ≪つづく≫