水晶山きまぐれカバン店

安曇野 十色屋 日々のこと 

花火

2008-08-16 | 日記・エッセイ・コラム

Dscf0006 Dscf0007 Dscf0014_2 穂高神社で行われた手筒花火を見て来た。毎年8月15日に行われているらしい奉納の花火である。迫力満点と聞いてはいたものの、初めて目の当たりにする火柱と爆発音はかなりのドキドキ体験。始まるまでは雲間に見え隠れするお月さんや、遠くに聞こえる神事のお神楽、心静かな夏の宵に浸っていたんだけど…照明が消されて勢いよく職人たちが動き回ると、たちまち目の前に火柱がたった。人が抱える手筒から炎が滝のように降り注いだかと思うと、筒が爆発したかのような轟音!すごい迫力に声も出ず固まっていた。かすかに花火師の人影が見える火の粉の舞う中、二人ほど女の人も混じってる様子。すごいなぁ~とその度胸に惚れ惚れする。クライマックスの大きな火の雨があたりを包みこみドカ~ンと大きな音が響くと、一瞬間を置いて拍手がわき起こった。緊張の後のため息にも似た深呼吸、ちょっとした興奮が疲れた身体に心地よかった。来年もきっと見に来よう、夏の終わりの幻想的な炎の滝。