喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

もったいない ~裂き織り~

2010-06-16 | ブログ
 大好きな「おかけや」さんから、
ブログ内容「規格外のもの」について、すてきなメールをいただきました。

『いのちをいかす・・・大事な考え方ですね。
 料理人は、食材をいかしきるのが腕の高さですから、
ひろみさん、良い修行をされていたんですね。

 さて、応援いただいております我が「おかけや」。
自慢の一つが「廃棄の少なさ」です。
毎日のお料理をつくる過程はもちろんですが、残菜も。
完全セルフにしているため、みなさん、ご自分の必要な量だけのご飯をつぎ、
好みのおかずのみを選んでいかれます。
なので、返却口に戻るのは、空の食器と卵の殻だけです。

 お客様の様子を拝見していると、お一人でいらしていても、
「いただきます」と仰っている方が多いです。
日本人の身体にしみこんでいる「いただきます」という言葉は、
料理人に対してだけでなく、食材を育ててくれた人、
そして自然や命そのものに対しての「いただきます」なのだと思います。

 岬の柑橘。
おかけやにもさわやかな力を貸してほしいものです。』

 おかけやさんの残飯の少なさは、
ご飯を自分でつぐという理由以外にあると思います。
 それは、スタッフの表情からであったり、
店の雰囲気からだと思います。

 来ていただいた方へのあたたかいおもてなしが、
伝わっているんでしょうね。
 本当、すばらしいです。

 写真は、「裂き織り」と言います。
佐田岬半島に昔から伝わる農作業着。
 破れたり、小さくなって使われなくなった木綿衣服を裂いて、
再び織りあげたもの。

「もったいない。もったいない。」
佐田岬には、モノを大切に使う文化が息づいています。

                  岬人(はなんちゅう)
コメント (4)
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