喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

お墓参りまでの道3

2010-06-06 | ブログ
 下の川という川があります。
上水道がなかった頃は、郷の人たちの命の水でした。

 郷はずれにあるので、この世とあの世の境目である「三途の川」のようにも思えます。

 この場所には、毎年大草鞋(おおわらじ)がつられます。
郷内の無病息災を祈って。
「この郷には、こんな大きな草鞋をはく、大男がいるので、
悪さをしたらひどい目にあうぞ。」
という意味があるらしいです。

 これもまた、古き良きものです。

 この先、茅場の急な坂道をのぼれば、お墓参りです。
信仰深い、ご先祖さまを大切にするみなさんの姿があります。

 つづく。

                    岬人
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お墓参りまでの道2

2010-06-06 | ブログ
 30㍍のまっすぐ道をぬけると、急にひらけます。
みかんの木の緑と空の青そして石垣の白。
何ともいえないコントラスト。
私が幼いときと全く変わらない風景。

 この急な坂道をのぼっていくと、
郷を見下ろす高いところに、ご先祖が眠る場所があります。

 
                       岬人
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お墓参りまでの道

2010-06-06 | ブログ
 写真のここは、かつての平礒のメインストリート、4つ角。
阿部家の家のすぐ上にあたります。

 ここを通り、お墓参りへ参ります。
石垣に咲いた花が、あまりにもかわいらしかったので撮りました。
きっと、誰かが植えたのでしょう。

 石垣に咲く赤い花。

 そうなんです。
平礒は、石垣の郷(さと)なんです。

                    岬人
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平礒の法事

2010-06-06 | ブログ
 平礒の法事は、昔ながらのしきたりにのっとって行われます。

 写真のように、南無阿弥陀仏という念仏を、鉦を打ちながら行います。
節回しや文句は、地区によってちがいますが、
基本的に誰もが言えるような簡単な文句のくりかえしになっています。
「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」

 阿部惣太66回忌、フジコ13回忌、河野正司13回忌。
兄弟姉妹、親戚一同が集まりました。
実に10年ぶりの方もおられたり、
初めてお目にかかる方もおられたり。
 これがすばらしいのです。

 亡き人のありし日を想い出しながら、
それぞれの想いで、話をします。
 みなさん大満足のようでした。

 この後は、お墓参りに続きます。
                   
                 
                    岬人
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