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【滋賀・東近江市】安土桃山時代の天正十二年(1584)、信長・秀吉に仕えた武将で、近江攻めなどで功を立てた堀秀政が仮本堂を建てたことで再興が始まった。 江戸時代慶長七年(1602)、146石5斗の地を寺領として免除され、一山の坊舎もその数を増し、漸く復興に向かった。
寛永年間(1624~1644)、江戸初期の天台宗の僧・天海大僧正の高弟・亮算が入寺して伽藍の再興を計り、寛永十四年(1637)に明正天皇(第109代)により改建が勅許された。 これにより、本堂・仁王門・山門等が再建され、これらの堂宇が現在に至る。
仁王門から石段参道を下って喜見院の表門に....喜見院境内を通って南庭下の駐車場から表参道に戻る。 樹林の中に続く木漏れ日が射し込む「石垣参道」と呼ばれる参道を下っていくと、赤門までの途中に「蛇封じの井戸」、参道を横切る小川に架かる「六枚橋」、六枚橋の袂に佇む「石仏群」、覆屋に鎮座する「ねずみ地蔵」、注連縄が巻かれた「矢杉」、”五ノ谷川”に架かる朱塗りの「極楽橋」、「天文法華の乱 戦士供養塔」そして入母屋造の簡素な「阿弥陀堂」がある。
長い表参道を下って赤門に.....赤門近くの青モミジが、傾きかけた西日を燦燦と浴びて鮮やかに輝いている。 赤門は約370年前の慶安三年の再建だが、老朽化のため今年(2018年)修復されたそうだ。
赤門から上山町の公民館傍のバス停「上山町」に急いだ。 3~4時間に1本しかない「ちょこっとバス」に何とか間に合い、八日市駅に向かった。
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喜見院の表門から南庭下の駐車場との間の鮮やかに苔生した参道は通行禁止だ!
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駐車場から赤門に向かって下る表参道の石段
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参道の横切る小川に架かる石板6枚を並べた六枚橋....向こう側の左手に「蛇封じの井戸」がある
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六枚橋の側に鎮座する石仏群....五輪塔が彫られたものもある/切妻屋根の覆屋に鎮座する「ねずみ地蔵」
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参道脇に鎮座する宝珠の石造物、注連縄が巻かれた「矢杉」そして朱塗りの極楽橋
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”五ノ谷川”に架かる擬宝珠勾欄を設けた朱色の極楽橋...橋の手前(赤門側)が「此岸」、渡り終えた本堂側が「彼岸」となる
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極楽橋から本堂まで延々と続く参道は「石垣参道」と呼ばれる
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「天文法華の乱 戦士供養塔」と戦死者を見守る5体の石仏
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「天文法華の乱 戦士供養塔」....天文五年(1536)の「天文法華の乱」で出陣した百済寺僧兵の戦死者の供養碑/入母屋造桟瓦葺の阿弥陀堂
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傾いた日を燦燦と受ける青モミジと境内側から眺めた赤門
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門前から眺めた赤門....赤門は老朽化により修復され平成三十年(2018)に完成した
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切妻造桟瓦葺の赤門....慶安三年(1650)の再建
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門前にある「釈迦山百済寺御詠歌」が刻まれた石碑
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赤門を通して眺めた鮮やかな青紅葉.....まるで額縁の絵のようだ
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樹林の中で静寂に包まれた赤門前の風景
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門前に佇む石碑....摩滅が激しく何の碑か不明/「日吉神社御旅所」の石碑/「峻徳院殿御墓道」の石碑....参道から樹林の中約200mの奥に井伊直滋公の墓がある
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