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ハゲだのチビだのって悩んだって無駄ですから

2016-04-24 11:05:00 | 日記
「ハゲだのチビだのって悩んだって無駄ですから」

これ、行きつけの美容院の店長が私に対して発した言葉です。

私は、その店のお客なんですけど・・・

もともと毛量の少ない私でしたが、最近、加齢のせいか、地肌が目立つくらい薄くなりつつあります。

美容師さんも、なんとかヘアスタイルでごまかそうとはしてくれるのですが、そろそろ限界?

「髪は女の命なんて言われるから、女を意識する年ではないけど、少々憂うつだわ~」

「母が薄かったから、似たのかも~。でも、母は長身だったのに、何故かそれは似ず、私は、ご覧のとおり身長が低くって・・・」

それを受けての彼の発言が冒頭の「ハゲだのチビだの・・・」なんです。

ちょっと、ひど過ぎると思いません?

あ、誤解しないでください!

決して、彼を糾弾したくて、これを書いているのではありません。

むしろ、称賛したいのです!

彼は、年の頃は50代、でも、毛量豊富、しかも派手な格好をしているので、年齢不詳のアーティストの風貌。

若い時から、様々な辛酸をなめてきての成功者だけに、優れた技術だけでなく、賢さと強靭なメンタルの持ち主に違いないのです。

その彼のポリシーは無駄に悩まない、無駄に気を遣わないこと。

もちろん、客商売ですので、そこそこのお愛想は心がけてはいるようですが・・・本音は、それすら避けたいらしいです。

たった一度の人生、やりたいことを楽しみ、言いたいことを言って生きたい!

人に嫌われることなんてへっちゃらさ~

まさに、アドラーの「嫌われる勇気」の実践者!?

彼がアドラーを読んでいることはあり得ないので(あり?まさかぁー!)、彼のオリジナルな哲学なのでしょう。

仮に、人生どん底になっても、また、出直せばいいさ、と割り切っています。

そして、無駄に心労することなく生きている彼なので、極めて健康らしい。

彼曰く

「病気をする気がしない」

なそうです。

これって、究極の健康法であることは、わが夫も証明してくれています。

夫とこの店長さんとは、イメージとしては真逆のようにみえて、実は本質的な共通点があるのです。

それは、悩まない、気を遣わない、マイペースといった点。

夫は、穏やかなので、相手に失礼なことを言うようなことはないけど、過去を反省することも未来に不安を感じることも人間関係でクヨクヨすることも皆無。

どんな一大事でも、仕方ないことと平然と受け入れます。

そして、彼の辞書にも「病気」という文字はないのです。

おかげで、60代後半の現在に至るまで病気とは無縁の人生~風邪すらほとんど引いたことがないという羨ましい健康体。

しかも、食生活に気を遣ったり、運動を心がけたりすることもなく・・・です。

要は、ストレスフリーの生き方が最高ということでしょう。

でも、店長や夫のスタンスを身に付けるのは至難の業です。

ただ、目指すことは可能のような気がします。

いい人、立派な人を目指すと疲れます。

疲れる割には、周りは評価してくれないものです。

事実、自己中の夫を悪く言うような人はいません。

いい人、立派な人は、周りにはもっと期待されます。

そして、本人は頑張るのでストレスをため込むことになるのです。

みなさん、今日から、心の無駄を見直しましょう。

無理のない程度に、限りなく店長さんや夫に近づいていきたいものです。








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