微分するdifferentiateの頭文字dを記号にしたい。しかし、dに対するギリシャ文字Δ(デルタ)はすでに差(分)differenceの意味で使われていた。それでΔをひっくり返して∇にして用いるようになった(4元数のハミルトンなど)。∇はアッシリアの竪琴の形で、ナブラとよばれていたので、∇をナブラとよぶことになった。
マクスウェルは微分演算子∇も、その呼び名ナブラも、大変気に入っていたという。
『ファラデーとマクスウェル』(後藤憲一著、清水書院、1993年、2016年(新装版))参照
マクスウェルは微分演算子∇も、その呼び名ナブラも、大変気に入っていたという。
『ファラデーとマクスウェル』(後藤憲一著、清水書院、1993年、2016年(新装版))参照