富士通やNECが災害に備えた保管体制づくり
データーセンターを関西に増強
富士通などIT(情報技術)大手が災害に強いデータセンターづくりに乗り出すしている。
関西を中心にセンターを新増設し、関東に偏在する拠点分散を進める一方、主力センター間をつなぐ高速回線の増強で顧客データのバックアップ(二重化)機能を高度化しているという報道がなされている。
関西にあるセンターの能力は全国の2割弱から3割近くまで高まる見通しで、東日本大震災を受けて企業が拠点の分散ニーズを強めていることに対応し、サービスを常時継続できる体制を整えている模様だ。
富士通は2012年度をめどに西日本の中心拠点である明石システムセンター(兵庫県明石市)の能力を2倍に引き上げる。同時に国内最大級の館林システムセンター(群馬県館林市)なども増強し、合計約300億円を投じ、12年度の国内のデータセンターの能力を10年度比2倍に高めるとのこと。
これ以外にも全国60カ所の拠点から4カ所を選び、年度内に高速回線でつなぎ、西日本拠点の増強とセンター間の電送速度向上で、バックアップ体制をより確実にするとのこと。
NECは約50億を投資し8月下旬に兵庫県で新センターを稼働させ、能力を2倍に引き上げ、拠点新設後は3割の比率になるという。
NTTデーターは、西日本のデーターセンターに、ネットワーク経由でネットワーク経由でソフトウェアなどを使うクラウドコンピューティングの専用設備を置き、西日本からもサービスを提供することにしているという。
今後、これら先行事例を他社も追随して関西にデーターセンターを増強してくるのか、注目される。
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