よかど!鹿児島

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関西宿泊数が大幅増/鹿児島の話題・情報(97)

2011-07-04 06:59:40 | 鹿児島の話題・情報

鹿児島県の5月の観光動向調査

九州新幹線全線開通効果で関西宿泊客が大幅に増加

鹿児島県が1日発表した5月の観光動向調査によると、県内の主要ホテルや旅館(66施設)の関西からの宿泊客が前年同月比59%増の4万784人となり、20%減だった関東からの3万7082人を上回ったことがわかった。

関西が関東より多かったのは2007年4月の調査開始以来初めてのことらしい。九州新幹線鹿児島ルートの全線開業で関西と鹿児島の往来数の拡大がはっきりとデータに表れた。

この調査によると、中国地方も68%増を記録したとのこと。一方で、関東のほか、東北も54%減と前年割れとなり、東日本大震災の影響が顕著だったことがはっきりした。九州内では福岡県(39%増)や佐賀県(20%増)からの宿泊客が大幅に伸び、新幹線効果が大きく表れた。

宿泊客の総数では4%増で、15カ月ぶりにプラスを記録している。個人客や小規模グループ客が10%増だったのに対し、15人以上の団体客は12%減。新幹線全通などにより、少人数で気軽に鹿児島を訪れる旅行者が増えているという傾向がわかる。

 地区別にみると、JR九州の観光列車「指宿のたまて箱」が鹿児島でも話題になっているが、指宿が27%増となっていることからも、この人気度が増加につながっているようだ。ただ、一方では、新燃岳噴火で、影響が心配されている霧島地区は、データーでも22%減となっており、やはり、震災の影響はかなりのものだったようだ。

また、外国人宿泊客は、63.9%減の2千人で、まだまだ、福島原発の影響が九州まで及び、訪日を控える影響は続いていることがわかる。

新幹線全線開通効果はこの夏場にかけて、更に膨らんんで行くものと思われるし、その牽引役を果たすのは、鹿児島県人出身者の多い関西であることは間違いないようだ。当協会も今後とも両者間の懸け橋役を少しでも果たせるよう頑張っていきたい。

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