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顔振峠~越上山

2017年12月21日 | 山歩 - 秩父




- 顔振峠下からの眺め -


顔振峠付近には風影、そしてその少し南東には阿寺の集落が広がっています。

稜線近くのこれらの土地でのかつての難題はやはり水だと思います。

飲み水などは下の沢から汲み上げてこれるでしょうが、畑に撒く水はなかなかそうもいかないでしょう。

雨が頼りだとすれば、雨乞いが行われていたとしても不思議ではありません。



西武鉄道の吾野駅から歩き始めます。



舗装道路を離れ、林道と交錯しながら登って行きます。

ジグザグの道となってしばらく登ると、左手が開け ・・・



風影の集落とその先の奥武蔵の山々が姿を現します。



摩利支天塔 - 塔の前からも眺めが広いです。



顔振峠下からの眺め - 奥多摩・奥武蔵の山々 (クリックで拡大)



あと一息で顔振峠です。





現在、顔振峠には道路が上がってきています。

また、付近には茶屋が何軒かありますが、それには寄らずに雨乞塚を目指します。

その名が示すように、風影地域の人々がここで雨乞いを行っていたのでしょう。

雨乞塚は現在顔振峠展望台とも呼ばれますが、萱が邪魔をしていて眺めがいいとは言い難いです。

そのせいでしょうか、茶屋は賑わっていたのに、雨乞塚には誰もいませんでした。



片隅の祠



関八州見晴台方面



大高取山の先に関東平野



遠く微かに見えていた谷川連峰





雨乞塚から峠に戻り、越上山に向かいます。



少し道路を進んで左の山道に入り、それを辿ると直ぐに諏訪神社が現れます。

阿寺地区の鎮守社だと思いますが、境内も広く立派です。

さらに少し進むと越上山への分岐があり、ここから往復します。



手前に大きな岩がありますが、これを越えると山頂です。

木々の為に展望はありません。

越上(おがみ)山はもともとは「御神山」だったのではないでしょうか。

あるいは阿寺地区の人々がここで雨乞いを行った「拝み山」だったのかもしれません。

単なる個人的な想像ですが ・・・。

分岐まで戻り、エビガ坂・ユガテを目指します。



基本的に薄暗い植林の中の道が続きます。

ユガテには特に興味もなく、そのまま虎秀に下りて、東吾野駅に向かいます。



虎秀川



途中にある福徳寺の阿弥陀堂

鎌倉時代後期のものとされ、国の重要文化財の指定を受けています。



------------------------ おまけ ------------------------

登ってみると平凡な越上山ですが、少し離れた他の山から見ると意外と目立ちます。

このような山を憶えておくと、地図無しで山座同定をする場合に役にたちます。



弓立山から - 中央やや右の三角形の山



堂山の中腹から - 左奥の三角形の山



多峯主山から - 左:関八州見晴台、右:越上山


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ヤブツバキ

2017年12月20日 | 風香 - 季節の一枚






ヤブツバキ



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荒幡富士~八国山緑地

2017年12月19日 | 散歩 - その他




- 荒幡富士から富士山 -


狭山丘陵の東端にあたる場所です。

「となりのトトロ」の舞台のモデルとなった地域と言われています。

「となりのトトロ」は何かと懐かしさを感じさせる作品です。

昭和二十年代後半が想定されているそうですが、その頃私は「メイ」とほぼ同じ年頃でした。

その頃走っていたのはボンネットバスでしたし、三輪トラックもありました。

また、田植え休みというのもありました(家は農家ではありませんでしたが・・・)。

他にも子供の頃に経験したのと同じような情景がたくさんでてきます。

しかし、今の狭山丘陵にそれらがあるわけではありません。

そして、「となりのトトロ」の森は、どちらかといえば照葉樹の多い暗い森のイメージです。

今回歩いた範囲でいえば、それは鳩峰神社周辺だけでした。



最初に向かったのは荒幡富士です。

荒幡富士は築山で、要するに富士塚です。



浅間神社の境内にあります。



浅間神社の背後に荒幡富士







山頂



山頂から本物の富士山



山頂から大山・丹沢の山々





続いて鳩峰神社へ ・・・。



街中を抜けて、落葉の道へ ・・・。



あちこちにコナラの紅葉の残りが ・・・。



久米水天宮



鳩峰神社



長い参道を下って道路に出ます。





少し下ると佛眼寺です。










目の前の丘を階段で登って行くと、八国山緑地を貫く尾根道に出ます。



東端にある将軍塚を目指します。



将軍塚 - 予想よりだいぶ小さかったです。

八国山という名は、ここからかつて八つの国の山々が見えたからだそうです。

将軍塚傍の説明板(設置者は不明)では「駿河、伊豆、甲斐、相模、常陸、上野、下野、信濃」になっています。

しかし、http://www.sayamaparks.com/ のサイトでは、伊豆ではなく安房になっています。

おそらく、信頼できる古文書の類がないのでしょう。

しかし、それよりも肝心の武蔵がないのが不思議です。

また、将軍塚というのは、鎌倉攻めの時に新田義貞がここに旗を立てたからということです。

後は西に向かって気儘に散策です。









ふたつ池







八国山緑地を一通り歩いた後、西武鉄道の踏切を渡って北山公園へ。

北山公園は見るべきものもなく、先に紹介した正福寺地蔵堂に向かいました。

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正福寺地蔵堂

2017年12月18日 | 散歩 - その他






東村山市にある正福寺の地蔵堂です。

室町時代に建立されたもので、建造物として国宝に指定されています。

堂内に多数の小さな地蔵菩薩が奉納されていることから、千体地蔵堂と呼ばれています。


















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ロウヤガキ

2017年12月17日 | 風香 - 季節の風景






ロウヤガキ



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