- 荒幡富士から富士山 -
狭山丘陵の東端にあたる場所です。
「となりのトトロ」の舞台のモデルとなった地域と言われています。
「となりのトトロ」は何かと懐かしさを感じさせる作品です。
昭和二十年代後半が想定されているそうですが、その頃私は「メイ」とほぼ同じ年頃でした。
その頃走っていたのはボンネットバスでしたし、三輪トラックもありました。
また、田植え休みというのもありました(家は農家ではありませんでしたが・・・)。
他にも子供の頃に経験したのと同じような情景がたくさんでてきます。
しかし、今の狭山丘陵にそれらがあるわけではありません。
そして、「となりのトトロ」の森は、どちらかといえば照葉樹の多い暗い森のイメージです。
今回歩いた範囲でいえば、それは鳩峰神社周辺だけでした。
最初に向かったのは荒幡富士です。
荒幡富士は築山で、要するに富士塚です。
浅間神社の境内にあります。
浅間神社の背後に荒幡富士
麓
山頂
山頂から本物の富士山
山頂から大山・丹沢の山々
続いて鳩峰神社へ ・・・。
街中を抜けて、落葉の道へ ・・・。
あちこちにコナラの紅葉の残りが ・・・。
久米水天宮
鳩峰神社
長い参道を下って道路に出ます。
少し下ると佛眼寺です。
目の前の丘を階段で登って行くと、八国山緑地を貫く尾根道に出ます。
東端にある将軍塚を目指します。
将軍塚 - 予想よりだいぶ小さかったです。
八国山という名は、ここからかつて八つの国の山々が見えたからだそうです。
将軍塚傍の説明板(設置者は不明)では「駿河、伊豆、甲斐、相模、常陸、上野、下野、信濃」になっています。
しかし、http://www.sayamaparks.com/ のサイトでは、伊豆ではなく安房になっています。
おそらく、信頼できる古文書の類がないのでしょう。
しかし、それよりも肝心の武蔵がないのが不思議です。
また、将軍塚というのは、鎌倉攻めの時に新田義貞がここに旗を立てたからということです。
後は西に向かって気儘に散策です。
ふたつ池
八国山緑地を一通り歩いた後、西武鉄道の踏切を渡って北山公園へ。
北山公園は見るべきものもなく、先に紹介した正福寺地蔵堂に向かいました。