- カタクリ -
秩父へスミレの様子を見に出かけた時のものです。痛んでいる花が多く、綺麗な株は少なかったです。
スミレに興味をもち始めて4回目のシーズンですが、秩父の幾つかの場所では(年によって差はありますが)何が何時咲くか少しずつわかってきました。
まだ未確認の場所はたくさんありますから、それだけ楽しみが残っているということでもあります。
スミレの前に、歩いた里山の雰囲気と他の花を紹介しておきます。
薄暗い植林の中も歩きますが、概ね雑木の中の気持ちのいい道が続きます。
まだほとんどが蕾の状態でしたが、ヤマツツジが少し咲き始めていました。
ミヤマウグイスカグラ
セントウソウ
クサイチゴ
そして、スミレではなく、途中に咲いていた色の濃いカタクリを最初の写真としました。
【 オカスミレ 】
側弁の基部以外には毛のないオカスミレです。
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【 アオイスミレ 】
花はやや小さく地面に這うように咲いていることが多いので目立ちません。
このような塊で咲いているともちろん直ぐに目に飛び込んできます。
このような塊が三つもあったのですが、元気がなくなっていたり、花が泥で少し汚れていたりと、いささか花の状態がよくありませんでした。
【 コスミレ 】
名前に反して沢山の花や葉をつけた大きな株にしばしば出会います。
最後のものを除いて側弁の基部にわずかですが毛があります。
側弁の基部に毛があるものをヒゲコスミレと呼ぶそうです。
最後は、人家の塀の脇に咲いていたものです。
コスミレの名に相応しい大きさです。花の色が薄いですが、白花ではありませんでした。
【 ノジスミレ 】
麓の里に咲いていたものです。
駅へ向かう道路の端にいっぱい並んで咲いていました。
ノジスミレは日当たりのいいこのような場所が好きなようです。そして、他に邪魔者もいないので、のびのびと葉をのばして花を咲かせています。