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八甲田山 ・ 白地山 - 東北

2006年07月05日 | 山歩 - 東北
続けて東北の山の八甲田山です。八甲田に最初に出かけたのは1985年でした。飛び込みで山麓の酸ケ湯に泊まりました。この泊まった日の夜に日航機が御巣鷹の尾根に墜落しました。酸ケ湯はその名の通り酸性湯ですぐに腐食してしまうので、TVはロビーにしかありませんでした。泊り客の多くがこのTVを見入っていました。このような大事故があった夜だけに、酸ケ湯に泊まった夜のことは忘れられません。次の日は生憎の天気で、白いガスで何も見えない中、大岳を歩きました。



下毛無岱。

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それから8年後の1993年6月に再度出かけました。今度はなんとか天気には恵まれました。寝台特急で青森まで行き、バスでロープウェイに向かいます。今回はロープウェイを利用して上に上がってしまいます。ロープウェイからは岩木山の見事な姿を見ることができました。

行程 【 ロープウェイ山頂駅~田茂萢岳~赤倉岳~大岳~毛無岱~酸ケ湯 】

平日のせいか、ロープウェイで上がってきたのは数人の観光客だけで、赤倉岳に向かうのは我々だけです。



赤倉岳への道から大岳(左手前)と上岳(右奥)。

赤倉岳から井戸岳付近にかけては、色々な花が足元に咲いて可愛いです。

大岳への道は途中かなり痛んでいました。8年前はこれ程ではなかったと思います。人が歩くだけでも自然を痛めることになります。まして、ステッキでポツポツと穴をあけながら歩くなんて・・・。ステッキのマイナス面が問題にされないのは何故なのでしょう。

大岳に着きましたが白いガスで何も見えません。この山頂は二度共に白いガスの中でした。下山は毛無岱に寄ります。



上毛無岱から井戸岳と大岳。右の大岳だけ雲の中です。この為、大岳からは何も見えなかったのです。



下毛無岱。木の階段で下りていきます。ここまで、登山者には二組しか出会っていませんでした。この時は実にのんびり静かに歩けました。

酸ケ湯に下りて、温泉に入ってから、バスで十和田湖に向かい、湖畔の国民宿舎に泊まりました。この日の夜は今度は宮沢内閣の不信任案が衆議院で可決されるということが起きました。八甲田にやってきた時は、二度も大きな事が起きています。今度出かけたら、一体何が起きるのでしょうか。

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次の日は生憎の曇り空でしたが、十和田湖の西にある白地山に登りました。

行程 【 大川岱~白地山~ミソナゲ峠~大川岱 】



白地山の山頂部は湿原が広がり、私の大好きなヒナザクラが咲いていました。

白地山は花の多い山という印象はありませんが、何故か記憶に残っている花があります。登る途中薄暗いブナの林の中で出会った黄色のオオバミゾホオズキ、何故こんな所に一株だけという感じで咲いていたシラネアオイ、山頂への道標のように列をなして咲いていたツバメオモト、これらが記憶に残っています。

山頂からは筍を採取しながら見事なブナの中を下山してきました。湖畔近くになるととうとう雨になり、直ぐに土砂降りの状態になってしまいました。バス停の近くに四阿があったので、そこで雨宿りしながら採ってきた筍をコンロで焼いて食べました。甘くて美味しかったです。
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