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高峯山

2010年09月10日 | 山歩 - 甲信越



- 高峯山頂 高峯神社 -

さて、黒斑山から車坂峠まで戻ってきましたが、今度はここから高峯山に向かいます。

車坂峠が観光地のようになってしまった現在、この高峯山だけを目的に訪れることはまずないと思います。

車坂峠にあるホテルの裏手から山道に入ります。

基本的に木々の中の道ですが、時折小さな草原風の場所が現れ、そこでは展望が開けます。

そして、足下には秋の花たちが咲いています。



振り返って見た黒斑山方面

高峯山と高峰温泉の分岐にやってきました。



高峯山への道に入り ・・・



左手に黒斑山を望みながらのんびり進みます。



たいした登り下りもなく、明るく開け、大きな岩のある高峯山頂に到着です。



山頂には高峯神社が鎮座します。

現在の我々の感覚では、”大きな岩の上に社を祭った”と思いがちですが、本来の姿は違うと思います。

最初は大きな岩に神霊がやどっていると信じられ、この岩そのものが信仰の対象になっていたはずです。そこに社を祭るようになったのは、後の時代のことだと思います。

社は南を向いており、高峯山の南の麓に住む人達に信仰されていたのでしょう。古代南山麓には東山道が通っていました。



高峯山頂から黒斑山

誰もいない高峯山頂で独りのんびりします。

実に静かです。聞こえるのは草叢で鳴いている虫の声だけです。

しばらく休憩して、高峰温泉に向かいます。



途中、姿を現した篭ノ塔山と水ノ塔山

高峰温泉に下りてきましたが、ここも昔に比べ随分有名になったようです。

それは止まっていた宿泊客の車のナンバーから容易に想像できます。

実は昔、ここに泊まったことがあります。

その時のコースは以下の通りでした。

1日目 : 車坂峠~高峯山~高峰温泉(泊)

2日目 : 高峰温泉~水ノ塔山~篭ノ塔山~三方ケ峰~湯ノ丸峠~鹿沢温泉

まだ若かった当時としては、随分と楽なコース設定でしたが、それには理由がありました。

当時一緒に山を歩いていた友人の一人がしばらく入院を余儀なくされ、退院後に初めて歩くということで楽なコースを設定したのがここだったのです。

当時の高峰温泉は素朴な感じの宿でした。部屋からの眺めが素晴らしく、宿の人の印象も良かったです。

その後改築されて、規模も大きくなったようです。

有名になってしまったということで、再び泊まってみたいという気は今の所ありません。

ちなみに、現在の位置に宿が移る前は、高峯山と三方ケ峰の間の深沢川の谷底にありました。


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最後に、黒斑山も含めて途中に咲いていた花たちです。

名前のハッキリわかっている花は問題ないのですが、名前の知らない花の同定には苦労することがあります。

図鑑は何冊か持っているのですが、同じ花の記述とは思えない説明に遭遇することがあります。また、写真によって印象の異なる場合があります。

素人が判断するには迷うことがしばしばです。「○○○の仲間」というのは比較的容易にわかるのですが、詳細な種類の判定ができない場合があります。

花の名前調べは、記事を読んでいただく人の為というより、私自身が花の名前を憶える為、といった方がいいかもしれません。

記事にする以上は一所懸命調べますが、やはり間違いというのはあると思います。

でも、その場での間違いがあっても、一所懸命調べたことによって少しずつでも花の名前を憶えることができたのは事実です。

申し訳ないことですが、花の名前に関しては、そういう認識で見ていただけると有難いです。



ヤマハハコ



ヤマハハコ



アキノキリンソウ



オヤマリンドウ と アキノキリンソウ



オヤマリンドウ



サワヒヨドリ



トリカブト - 詳細な種類は不明



オンタデ



ミヤマコゴメグサ

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マツムシソウ / ネバリノギラン

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イワインチン / イワオトギリ

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ゴマナ / キオン



ゴマナとキオン



シャジクソウ

この他にもたくさん咲いていました。

アザミの仲間とセリの仲間については、今のところ私にはほとんど判別ができません。
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