季節の風香

今や観光地と呼んでいいような雰囲気になってしまった車坂峠から歩き始めます。

車坂峠からは天気がよければ素晴らしい展望が広がるのですが、今日はダメです。

浅間連山の峰々に雲がまとわりついていて、白いガスの中です。

ヤマハハコやアキノキリンソウなどの花と紅白の実に慰められながら、「今日は外したかな」と思いつつ登って行きます。



紅い実 - ゴゼンタチバナ



白い実 - シラタマノキ



トーミの頭の直下まで上がってきましたが、状況は上のごとしです。

やはりダメかと思いながら、黒斑山頂に到着です。

さほど広くない山頂部に人がいっぱいです。

その中を突っ切って蛇骨岳に向かいます。



振り返って眺めた黒斑山



行く手の仙人岳方面の眺め



オヤマリンドウや ・・・



ヤマハハコ・ネバリノギランなどの花に慰められながら歩いて行くと、少しづつガスが晴れてきました。



右下に湯ノ平も見えます。



青空も少しのぞき、浅間山もその姿を現し始め ・・・



仙人岳方面もハッキリ見えるようになってきました。

蛇骨岳に着きました。

ここで少し休もうかと思ったのですが、○○山に登ったとまるで自慢しているように互いに大声で話し合っているグループがいたので、休まずに先に進みます。無視するには声が大きすぎて五月蝿いです。

陽も射すようになった稜線を進んで、仙人岳までやってきました。

誰もいないここで静かに休憩です。



仙人岳からの眺め （クリックで拡大）



仙人岳から浅間山



仙人岳から湯ノ平・黒斑山



湯ノ平は本当に気持ちよさそうです。

しかし、今日は湯ノ平には下りません。



トーミの頭から辿ってきた稜線をそのまま戻ります。

戻る途中で撮影した浅間山の姿を続けて ・・・


















登り始めの状態からすれば、浅間山がこれだけ見えるようになったのは幸いでした。

しかし、私の脳裏には快晴の下で歩いた時の浅間山の姿が焼きついています。

それに、比較すると ・・・。

その快晴の時の記事は ココ 。

でも、今回も歩いてよかったと思っています。

混雑している黒斑山頂を再び素通りして、トーミの頭まで戻ってきました。

登りの時には何も見えなかったトーミの頭ですが、今度は岩の上に上がって展望を楽しみながら休憩です。



トーミの頭からの眺め （クリックで拡大）



足下を覗くと、真っ直ぐに切れ落ちています。



トーミの頭から小諸方面の眺め - 下は晴れて暑そうです。

車坂峠から表コースで登ってきましたが、下りは中コースを行きます。



基本的に樹林の中の道で涼しいです。



途中、開けたザレ場から高峯山が見えました。



ゴマナなどが咲く中を車坂峠まで戻ってきました。

今回はここから続いて高峯山に向かいます。