季節の風香

昔と同じく菅平のダボスから歩き始めます。

昔はダボスが登山口でしたが、今は菅平牧場まで車で上がってそこから歩き始めるのが普通のようです。

ダボスから菅平牧場まで一直線の道があるのですが、何故かそこは通れないので、かなり大回りをして行かねばなりませんでした。（ダボスの入り口付近に迂回路を示したビラが箱に収まっていました。）

ダボスから菅平牧場まで３ｋｍ、標高差２８０ｍあり、自動車道路を４５分も歩かねばなりませんでした。

途中、牧場立ち入りのための料金所がありました。昔はどうだったか記憶がハッキリしません。

菅平牧場まで来ると、幾つか駐車場があり、トイレ・売店もありました。

今回は昔と違うコース、中四阿を経由していくコースを登ります。



根子岳へ真っ直ぐ登る道と別れ、右に曲がると早くも飛騨山脈がその姿を現しました。



反対側には、根子岳と四阿山が見えています。

中四阿経由の道に入ると、牧柵の脇を通り、沢を渡ります。



そして、シラカバの黄葉の中を登っていきます。



空は青いです。



ただ、既に葉の落ちてしまっている木が多かったです。

これは後で売店のオバちゃんに聞いたのですが、先の台風で葉が落ちてしまったということでした。

小四阿の下まで来ると、視界が開けだしました。



浅間山・鹿沢の山々

そして、背後には再び飛騨山脈が姿を現しました。



正面に四阿山を見ながら登っていきます。



そして、左手には根子岳です。



中四阿を通過して、さらに登っていきます。



湯ノ丸山・烏帽子岳の奥には（少し雲が邪魔をしていましたが）八ヶ岳・蓼科山が見えていました。



四阿山への登りの途中、振り返って見た飛騨山脈 （クリックで拡大）

山頂が近づくとまず左から根子岳からの道が合流し、その先で右から鳥居峠からの道が合流します。

そこから少し登ると山頂です。



四阿山頂



山頂の様子はかつて登った時の記憶と変わっていませんでした。

唯一違うのは、人が多いということです。昔は数人しかいなかったと思います。



山頂から根子岳 - その奥に飛騨山脈と頸城の山々



山頂からの飛騨山脈 - 中央から右に穂高岳～槍ケ岳、左端に乗鞍岳



山頂からの展望 － 浅間山・鹿沢の山々/八ヶ岳・蓼科山/美ヶ原/御岳山・乗鞍岳 （クリックで拡大）



山頂からの展望 － 美ヶ原/御岳山・乗鞍岳/飛騨山脈/頸城山塊 （クリックで拡大）



山頂からの展望 - 上の二枚を結合したものです。 （クリックで拡大）

写真ではわからないのですが、籠ノ塔山の奥に雲から頭を出した富士山が薄っすら見えていました。

四阿山からは、根子岳に向かいます。

この四阿山と根子岳の間だけが、昔歩いたコースと重なります。

但し歩く方向は逆です。



四阿山からの暗い下りが終わると、別の世界が始まります。



明るい笹原の中を根子岳に向かいます。



振り返ると笹原の先に暗くて重そうな四阿山があります。



左手下には大明神沢源頭部の黄葉が ・・・。



右手には志賀高原・草津の山々が望めます。



根子岳山頂 - 右奥は四阿山

昔は山頂では一人ぼっちでしたが、今回は沢山の人がいます。

ここも展望がいいです。



山頂直下から飛騨山脈



正面に飛騨山脈を見ながら下っていきます。



こういう下りは楽しいです。



やがて、シラカバの黄葉の中に入りますが ・・・



これはこれで楽しいです。

菅平牧場まで下りてきましたが、最後の下りが暑かったので、売店でソフトクリームにしました。

他に客がいなかったこともあり、売店のオバちゃんの台風の時の洪水の話を聞きながらのソフトクリームです。木の葉が台風で落ちてしまったことも、この時聞いたものです。

菅平牧場からは、来る時に上がってきた自動車道路を再びダボスまで下りました。

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最後に３５年前に撮影した写真を３枚 - 残っている写真はこれだけです。



根子岳から四阿山



四阿山から根子岳



四阿山から浅間山・田代湖

だいぶ色あせてしまいましたが ・・・。