失敗の投資戦略

以前夏に投資戦略という駄文を書きましたが、年末になりここで総括でもしておきましょう。日経平均はあれ以来落ち続け、いまだ８千円台で低迷しています。今読み返してみると全くのがせねたと言うか失敗の投資戦略を書いてしまったものです。
ご存知トヨタは下半期は赤字転落、１兆円の利益はどこかへ飛んでいってしまいました。愛知県はトヨタと一蓮托生と書いたら、ここはズバリ当たっていて、県は今３千億円以上の歳入が飛んでいって慌てています。株価も当然ながら３千円を割り込み低迷しています。夏にもう底かと思って５千円で買ってしまった私は半年で２０万円が消えていきました。配当も３月期にはなくなるかもしれません。
自動車関連でお勧めと書いた国際計測もがたがたになっています。配当も半減です。１０００円台からいまや３分の一の３００円台。ここの業績は悪くないし財務状況もいいと思うのですが如何ともしがたいのでした。
原油価格も急落して、併せて他の資源も急落。広い意味の資源株といった双日も３００円台から半減。今は１５０円を割り込んでいます。これからは資源株といっていたあの時の空気はどこへ行ったのでしょうか。先日ガソリンを入れたら１００円を切っていたのですから、本当に激しい乱高下です。
魚喜も２００円から１３０円台に。ここはまたまた赤字に逆戻り。でも株主優待は今年も５千円相当の数の子を送ってきました。この優待がなくなるようならここはもうおしまいですね。ちなみに魚力は１０００円は切っていますが、配当もあり優待もちゃんと送られてきてそこそこですね。
優待といえば２１ladyは、「ヒロタ」の業績が回復せずに年２回の優待がなくなってしまいました。ここは優待があるので２万の株価が維持できただけで、優待がなくなったので当然ながら５千円台に急落。お前ら株主のことを考えているのか。
一か八かでどうかと書いたダイア建設は本当に破綻して会社更生法申請になってしまいました。私は２５円の時１０００株買ったのですが、一時４０円まで上向いてこれはと思ったのですが、そこからあれよあれよといううちに奈落の底へ一直線で落ちていき、売る決断もできず、完敗です。
まあ個人投資家は決算期がないので、含み損を抱えても現金化が必要なければじっと持ち続けてそのうちあがるのを待つということができます。わずかといっても預金利子よりいいところが多い配当と優待だけを楽しみに冬眠しています。でもダイア建設みたいになるともうこれは何ともなりませんけどね。
来年は回復してくると信じています（強い希望）が、もう一度大底をつけるときがあるとも思います。その時は買い!なのですが、資金があるかどうか。実体経済が予想以上に悪くなり、政治が今のように混乱していては、なかなか強気になれないのが実際ですね。