渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

謎の表現 ~SF西部劇~

2022年01月19日 | open



2016年のアメリカドラマに『ウエスト
ワールド』というSF作品がある。
これは、現実世界のような西部開拓
無法時代のテーマパークに参加者が
入り込み、そこで殺人・暴行・強姦
略奪となんでもやり放題できる、と
いう世界を描いたもの。
参加者のリアルな人間は、精巧に作ら
れたアンドロイドを相手にする。
参加者はいくら銃で撃たれても死な
ないが、参加者に撃たれたアンド
ロイド「ホスト」は死亡する。
ただし、殴られたりするのは現実に
参加者も傷を負う。
しかし、徐々にアンドロイドたちが
自分の記憶と意思を持ち始めて安全
保障が
狂い始めるという長いドラマだ。

そのドラマのシーズン1の第8話「遠い
記憶」の中で、悪党が町の保安官
(なぜか黒人)を射殺するシーンが
ある。
そこでレバーアクションのライフル
を保安官に向けて発射するのだが、
発砲の瞬間、空薬莢が自動的に排莢
される。


だが、次の動作ではレバーを起こして
空薬莢を手動で排出している。








謎。
いくら空想活劇といえども、あえて
ガーランドのようにオートマティック
排莢した銃でその後レバーアクション
をさせているのが、異様に謎。
どういう製作演出上の意図があるのか
皆目謎。
発砲直後に軽い反動が映っているので、
実際の撮影に使われたプロップガンは
現実にガスオートのように作動している
のかも知れない。
あるいは、CGで排莢シーンを加えたか。
となると、次のレバーアクションの動作
がまったく意味不明になる。
そうなると、レバーアクションはギミ
ックであり、レバー起こしで排莢された
薬莢と煙がCGという事になるが、どち
らに転んでも辻褄が全く合わない。
まさに、謎が謎を呼ぶ謎のシーンだ。
ミステリー。

作品自体がミステリースリラーなの
だが、細かい描写でも多くの伏線が
あるので、この発砲シーンも撮影上
のミスではないだろうと思われる。
なにかの意味がある筈だが、今の
ところこの演出の正体は不明。

ネクストシーズンでは侍役で真田

広之が髷を結って出てくるが、
これはアメリカ人お得意のミスだ
ろう。
西部開拓時代であっても、明治の
1871年の断髪令以降は髷物の袴を
履いた武士などは存在しない。
日本の歴史に疎い圧倒的大多数の
アメリカ人がやらかすミスだ。
と思ったら、ショーグンワールド
というテーマパークだった(笑
中身は『ラストサムライ』的な。
映画『ラストサムライ』などは
史上最低の噴飯映画だった。
フジヤマ・ゲイシャ・サミュライ・
ニンジャ、オゥイェイ!てな程度
の認識しか白人たちには無い。
この現代にあっても、それだけ。

非常に知的関心が浅いと同時に
日本を舐めてる。
このドラマでも江戸期の街中に
いきなり赤い大鳥居がデンとあっ
たりする(笑
出てくる支那髷を結った「武士」
は全員髭を生やしている。
江戸時代初期以降、日本は髭禁止
である事などメリケンは知らない。
で、女にはチャイニーズヘアスタ
イルをさせていたりする。
人の国の文化と歴史を舐めてる。
オゥ!イェイ!の口だ。

日本について造形深く思慮している

欧米人はモーターサイクルロード
レースの元世界チャンピオンたち
くらいではなかろうか。
彼らは日本のオートバイの優秀さ
を知悉していたし、日本人に対して
の敬意を非常に強く持っていた。
キングことケニー・ロバーツなど
は、初婚相手と
離婚したのちは
日本人と結婚した
くらいだし、多く
のアメリカ人
チャンピオンやオー
ストラリア人
チャンピオンが日本
と日本人に
対して心からの尊敬の
念を表明して
いる。
ハリウッド俳優陣ではそうした
傾向は見られない。
ハリソン・フォードなどひどい
程に日本人を見下していたし、
大抵は無知だしその程度。
自国だけが「世界」かと勘違い
している。
これ、スポーツでもそうで、北米
でしか行なわれない競技にワールド
シリーズとか銘打ったりする。
巨大なる大陸のとても狭量で狭い
視野のいなかもん感覚が米国人の
全般的特徴だが、きちんと世界に
目を見開いている人たちもいるに
はいる。

ただ、親日家であるアメリカ人
であっても、心の奥底に日本人
をみくびっている部分が多少なり
とも存在するのを感じる
事は多い。
そのアメリカ人本人よりも日本人
が大食い
だったり大酒飲めたり
すると驚いたりする。
他にもいろいろなジャンルでその
本人よりもできると
驚いたりする。
日本人同士のように「おお。やる
ね~」というのではなく、「驚く」
のだ。

それは、端から日本人は食量や
飲酒量や体力や各運動身体操作の
技術が白人の米国人よりも格下、
とい
う固定観念の先入観が潜在的
あるから「驚く」のだろう。
真の国際人たりえようとするなら
ば、
世界中のどの民族に対しても
舐めたりしてはいけない。
足元すくわれる。
ベトナムで痛い目みたろうに、と。

それをアメリカ人の親友に言って、
「ベトナム戦争の時どうしてたの
よ、君は」と言うと「だって子ども
の時だからベトナム戦争は知らない」
とか言ってたりする。
「バッキャロ、俺だって子どもだった
よ。意識性の問題を言ってるんだ」
と言うと「ギョイ」とか言う。
そういう妙な日本語だけは知って
たりするんだよなぁ(笑)。


実銃用ホルスター

2022年01月19日 | open


コルトSAA実銃用ホルスター。
厚い革でガッチガチに型押しされた
ホルスターの外周に丈夫なナイロン
外装がされている。
実用重視の現代物。
SAAを納めると、ガコンという感じ
でピタリと納まる。頗る造形が良い。
やはり実銃用は違うなあと感じる。
今世紀に入ってから購入した物だが、
このホルスターはアメリカ合衆国等
で、野外シューティングとか楽しむ
為の物でしょうね。

7.5インチ騎兵モデル銃身のSAA用。
横から見たらやたら長い。




そのうち外周全体を薄い革張りに
してオールドタイプもどきにしよ
うかなと思ってる。ナンチャッテ
だけど。


こんなイメージで。
これはクロスドロウ用ホルスター。
日本刀のように左前腰に差す。


4.75インチ銃身専用。

サルーンでのギャンブラーはこの
クロスドロウホルスターやサイド
ホルスターを多用。
椅子に座ったまま即抜きできるから。








近接用にはサイトなんて要らない
のよ。見の目で狙ってなど撃たない。
観の目で撃つ。バレルの延長に的を
捉えるだけ。散弾銃にもサイトなど
は存在しない。銃身の延長の先に
的を捉える。
このフロントサイトを削り落とす
加工は現実の歴史でも多く行なわ
れていたし、西部劇の映画でも
「拳銃使い」の持ち物として実に
多く演出表現されている。
ピースメーカーにサイトなどは
要らない。どうせ固定サイトで
最初から合ってないのだし。
ゼロインさえ関係ない銃。
標準で付いてるサイトは、あくま
で「目安」みたいなもん。


このホルスターも銃納めの最後は
ガコンと入ってピタリと納まる。
造りが良い。
日本刀の鞘みたいで気持ちいい。


2022年01月19日 | open


山は雪である。

2022年01月19日 | open


朝、虎猫はずっと窓の外を見ている。
外は風花のような雪が舞っている。