渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

くるま

2014年05月29日 | バイク・車



昔のサバゲ仲間がファクトリーに遊びに来た。
酒屋の若旦那だ(^^
今はコンビニも経営して店長やってる。
以前、従業員の研修の時など、足として俺のバンを貸してあげたりしてた仲だ。
人柄が丸いのでいいよ(^^)

「面白そうな車だね」と言うと「ちょっと乗ってみる?」と言ってくれたので
軽く乗らせてもらった。

とりあえず、速い。308馬力。
意外と下がスカスカだったが、6000rpmからが面白い。


エンジンは回る。回らないエンジンは車としてカスなので、回るエンジンは
回して
乗るのが正しい乗り方だろう。
直線ばかりの高速道路ではなく、
中高速コーナーが続く箱根をこれで走って
みたくなった。

この手の車の当たり前のことだが、ペダルポジションも良いのでヒール&トゥ
もやりやすい。

ただ、この型式になってから馬力は上がったがオイルクーラーが無くなった
ので油温の上昇が気になるか。
コーナリングを検証できなかったが、この車は面白そうだ。
俺個人はR34より、こっちのほうが好きだな。


平成19年式スバル・インプレッサ。


いや~、久しぶりにおもろい車のステアリング握ったよ(^^)
持主は元々はYAMAHAのRZ乗りだった。
いかにも、2ストバイク乗りが選びそうな感じの車だ。マル(^^)
6000rpmあたりから7600rpmあたりが面白い。
いわゆるドッキューン加速系の下はスカスカで、なかなかマニィ
味付けをしている。
パワーバンドに入ってからも、スイーッと回転だけが伸びるのではなく、
ぐいぐいと持っていく感じだ。

こういうの好きだよ。
もう少し、街中常用領域の3000rpmあたりのトルクがあってもいいかとも
思うが、あまりエンジン特性がフラットになりすぎて使いやすくしても、味が
損なわれる
ように思えた。
この車はこれでよいのではなかろうか。


バイクでも車でも何でもそうだが、味のないのはダメよ。
凡庸こそが重畳なんて、ジジイじゃないんだからさ。
40代50代になっても、こういう個性が強い物と接していたいと思う。
とっつぁんバイクのようなスクーターが流行るような今のご時世だと、
なかなかこういう俺らみたいな種族は時代遅れのマイノリティなのかも
知れないけどね。
仕事ではプリウスを使っているけど、「くるま」ではなくて、単なる移動の
手段だね、あれは。面白くもなんともない。単なる空間移動の物体だ。
未来において、あんな車ばかりになったら、まったくつまらん世の中に
なると思う。
でもって、みんな人間も背番号登録されて、首の後ろにバーコード
埋められたりとかね。SFの世界ではなく、結構本当にそうなるかもよ。
やだねったらやだねぃ(by 氷川きよし)

でもね~。違うんだよ。
俺が四輪車で乗りたいのはこういう車なの(笑)

不二子ちゅわ~んはもういいけどな。
おなか一杯(笑


昭和の自転車

2014年05月24日 | バイク・車



ゴミから宝へ(昭和自転車)


これは素晴らしい!
昭和29年当時、この自転車1台が給料2ヶ月分なのだそうだ。
現在の大卒初任給が大体21万円。
つまり、現在の貨幣価値に換算すると、自転車1台がおおよそ42万円した
ことになる。
昭和30年代にはオートバイ1台も現在価格に換算すると数百万円位した。
四輪乗用車などは夢のまた夢で、1台あたり現在価格換算で数千万円だ。
自家用車を持っている家庭がいかなる家庭だったか想像がつくだろう。
そして、昭和20年代~30年代、日本国民のほとんどが一様に貧乏だった。
みんなが貧乏だった。

今、国が豊かになって、人々、特に若者たちをはじめ大人までもが
勘違いをはじめた。
かつては貧乏から脱しようと貧乏を嫌っても、人は一様に貧しかったので、
人は人を嫌わなかった。貧乏の原因を憎んだ。
今は貧乏の原因を憎むのではなく、貧乏人を嫌うようになった。
この違いは大きい。
国は豊かになった。
だがしかし、いつの間にか、私たちは大切なことを忘れてしまった。
国力がついて銭は手にしても、昔よりもどんどん人が貧しくなっていっている。


魔改造したバイクで高速道路を走ってみた

2014年05月24日 | バイク・車

魔改造したバイクで高速道路を走ってみた


Oh!
ヤマハだぜ(笑

アホや(^^;

さすが魔改造。
モロに見せるわぁ。

う。もっとアホが日本にいた(笑
というか、天才!
高速道路を走れるカブを作っちまった。

軽二輪カブを作ってみた、そして高速道路を走ってみた


バリ伝グンちゃんが峠でナナハンぶっちぎったのはこういう改造カブ
ではなかったか(笑
あれは2ストエンジンを搭載してたけどね。
まあ、あれもこれも変態カブであることは間違いない。


映画『太秦ライムライト』

2014年05月21日 | 映画・ドラマ・コミック





2014/05/19 に公開
時代劇という日本が誇るジャンルを支える人々にスポットを当てたドラマ。

斬られ役の名­手として活躍してきた老いた俳優と、彼と出会った女優が
育む絆を見つめていく。メガホ­ンを取るのは、『タイガーマスク』などの
落合賢。斬られ役の名人として知られる『ラス­ト サムライ』などの福本清三
が、自身を投影したかのような老俳優を熱演。その脇を、本田­博太郎、
小林稔侍、松方弘樹ら実力派が固める。チャールズ・チャップリンの名作
『ライ­ムライト』を基にした物語にも注目。
http://www.cinematoday.jp/movie/T0019158
配給: ティ・ジョイ
http://www.uzumasa-limelight.net/
(C) 2013 UzumasaLimelight . All Rights Reserved.


万難を排して劇場に観に行く。
予告編を観ているだけで泣きそうになった。
カテゴリーは「映画・ドラマ」ではなく、「職人技」に入れたいくらいだ。


『必殺4 恨みはらします』(1988年)

2014年05月18日 | 映画・ドラマ・コミック



『必殺4 恨み晴らします』(1988年/松竹)

真田広之の長刀での殺陣が見ものです。
必殺シリーズの中でも結構面白い。

(埋め込み動画左上題名クリックでyoutubeサイトの大画面からどうぞ)
Sure Death Revenge


うわ~。倍賞美津子さんがわっけえ~。
私の師匠直門の脱藩三人組の一人の先輩(埼玉県現七段)の奥さんが
倍賞さんのイトコだけど、なんだかやっぱよく似てるわ(^^;


先輩もだけど、倍賞さんのイトコの奥さんがまたいい奥さんでね。
おいら、ちょんがーの独り者の時、居合の稽古帰りに半年間先輩は家に
毎週呼んでくれて奥さんの手料理で飯食わしてくれたよ。
娘さん二人と息子さんの家族5人の中においらも入れてくれて、一緒に
笑いながら毎週食事した。
ありがたい話ですよ、本当に。
いろいろな人が今までよくしてくれた。深く感謝しています。


『三匹の侍』(1964年/松竹)

2014年05月18日 | 映画・ドラマ・コミック

三匹の侍


めちゃくちゃ面白い。
(埋め込み左上題名クリックでyoutubeサイトから大画面でどうぞ)

『三匹の侍』は1963年から1969年までフジテレビで放送された連続時代劇だ。
内容は、「時は文政年間、宿場から宿場へと、あてどのない流浪の旅を続ける
三匹の凄腕浪人が、庶民を苦しめる権力や悪人と闘うテレビ時代劇」だ。
こうしたテーマが1960年代は当たり前だった。
当時の日本は、現在のように庶民を苦しめる権力側に拍手を送るような日本人
だらけの世の中ではなかった。

この動画は1964年に五社英雄監督によって映像化された映画作品である。
英語字幕もいいね。
「百姓」を fermer ではなく peasant と訳しているところはよくニュアンスを
掴んでいる。ファーマーはどちらかというと農園経営者だからね。時代劇で
一揆や強訴で窮状を訴える百姓たちは peasants が正しい翻訳だろう。


でも、現代に多数派を占めるつまらん連中は、冒頭の農民が強訴(ごうそ)に
及ぶために代官の娘を人質に取ったことや、それを別段咎めもしない主人公
の一人について強い違和感を持ったりするのだろう。
現実問題でも、
三里塚農民に対しても利権主義の住民エゴとみたり、支援者に
ついても
テロリストで片付けようとすることだろう。というか事実してきた。
現代人のような体制派固着の感覚が過去の時間軸の中で日本国内を覆い尽くし
ていたとしたら、
映画『七人の侍』は絶対に生まれなかったことだろう。
若山富三郎(先生)の『賞金稼ぎ』で農民を守って農民砦で死闘を繰り広げたシコロ
イチベエが「何が平和だ!これを見ろ!」と農民たちの死体を指さして武士たちを
指弾するような、そんな映画も現代では絶対に撮影されないだろう。
だって、そういうのは現代人感覚では「テロリスト」なのだから(苦笑
(騙されている諸君。大量破壊兵器はどこにあった? 映画『グリーンゾーン』でも
観て、映像作品と現実の境こそがクリアで透明だということを知ることだな)



最近つくづく思うが、人間長生きはするもんだぜい。

そのうち、性根が腐った嫌な奴らはみんな死んじまうから(笑


『三匹の侍』(1964) ~枠にはまるツマラヌ男が少なかった時代~

2014年05月18日 | 映画・ドラマ・コミック





『三匹の侍』(1964年/松竹)

いや~。これは面白かったよ。幼稚園の時にタイムリーに観ている。
平幹二朗さんがちょっとエロかった(笑
でも、あのいかにも「本当の江戸時代には絶対にありません」的な
時代劇チックなキャラも好きだったよ。
眠狂四郎とかこういうキャラがチビガキの時から好きだったのかもね。
「馳走になろう」みたいな(笑

笹の葉なんてくわえちゃって、そんな奴ぁ現実にはいねーって(笑
漫画か映画の世界だけだよ、ってこれは映画だけど。
だから、こういう演出は空想娯楽活劇である映画の世界の正統派演出ともいえる。

名作映画『ハスラー』(1961)の撮影で、名うての撞球師ミネソタ・ファッツ役の
ジャッキー・グレースンが映画衣装で胸にカーネーションを着けているのが
おかしくて噴き出すのをこらえるので必死だったと主演のポール・ニューマンは
晩年に語っている。映画演出であるのは分っているが、そんな奴ぁいねえと
思っておかしくてしかたなかったのだそうだ。

この当時は真剣が普通に映画撮影にも使われていた。
柱に斬り込むシーンなどは白研ぎの真剣を使っている。
鎬幅の狭さからいって備前物だね。末備前あたりだろう。


今50年ぶりに観てみて、この当時からテレビ局とのタイアップで映画製作を
行なっていたことが判り、勉強になった。


昔の映画が面白かったのは、各映画会社が独自の色を持っていたのも
ひとつの要因のように思える。それはまるで1980年代の国産オートバイ
メーカー4社のように各社が独自色を作品に投影させていたのだ。
硬派時代劇といえば東映だが、松竹は松竹でふくよかな表現で時代劇にも
進出しようとしていた。社長から丹波哲郎に手渡された家宝の日本刀から、
その
当時の松竹の恋愛物から活劇への転換の意気込みが見て取れる。
また「映画界に革命を起こして」という社長の丹波への台詞からも、どの
ような「革命」であっても、革命自体を「悪いこと」だという現今の「洗脳」された
馬鹿が世の中の大半を占める時代とは異なり、1960年代がダイナミックな
躍動感ある時代だったことが歴史的な社会背景の変遷として読み取れる。
前に進む力が日本にはあった。


ただ、時代劇には実際にはウソが多く、本物の日本刀では、刀を返した時に
鍔鳴りなどしない。鍔や金具が緩んだままの剣士などは本物にはいない。
しかし、まだ1960年代は真剣日本刀が時代劇の身近にあったので、鞘を
払うときに1970年代以降のハリウッド映画のような「シャ~ッ」という金属と
金属が擦れる音を擬音で使ってはいない。多くの米国映画に見られるあの
音は、内部の朴の木がすり減った軍刀が金属鞘と当たる時の音であり、
よほど恐怖心として脳裏に埋め込まれたのか、米国人は好んで日本刀の
鞘払いの時の音を「シャア~~ッ」とやりたがる。
本当の日本刀の鞘払いの音は無音だ。鯉口を乱暴に切った時に「チャコッ」
というような音がかすかにするくらいだ。
日本映画でのウソ擬音は、時代劇では刀を返した時の鍔音と、アクション映画
ではピストルの発射音がある。実銃ピストルの発射音は爆竹とほぼ同じだが、
日本では「バキューン」というような音になる。
ちなみに文字で初めて「バキューン」というのを発明したのは、さいとうたかを
先生である。

それでも、最近の日本人が作った時代劇でも、刀を鞘から抜く時にシャーッと
いう擬音で撮影している製作者がいる。しかも、かなり多い。
これはかなり頂けない。SLがブッブーとクラクションを鳴らしている映像位に
いただけない。
それは、意図的な過剰音としての「鍔鳴り」とは次元が異なるからだ。
無知ゆえ非リアルな音を採用する。
それなりの音質効果というものはあるもので、結婚式のシーンで葬送行進曲を
流したらおかしいでしょう?
だが、無知な現代映像製作者はそれをやる。無知というよりも無頓着で大雑把と
いったほうが適切かもしれない。


戦後の日本は銃器に関して世界一の取締り国となったので、実銃の音を知ら
ない日本人が実に多くなった。
昔、渋谷センター街で「パン、パン」という音がしたから私はとっさに地面に
伏せたが、周りはいぶかしげに「何この人?頭おかしいんじゃない?」みたいな
顔していた。え~と、頭おかしいのはチミたち(笑
実際には店舗か何かのクラッカーだったのだが、常識的な行動取らないと、
「その時」に遭遇したら死ぬよ。いやまじで。

映画の中の現実の話として・・・・
平幹二朗さんが『三匹の侍』の中でやっている、刀の下げ緒で刀を背中に担ぐ
というのは無頼漢としての演出だが、実は俺もこんな刀を担ぐ恰好をしていたこと
がある。


これね、ご注意です。
鞘の栗形に下げ緒つけただけで肩に背負うと、栗形取れちゃいます。
この画像にもあるように、しっかりと下げ緒で鞘を巻いて保持してやらないと
なりません。
といっても、そんな恰好で刀背負って道場とか歩いてると怒られるよ~(笑
俺は道場から着替えの間まで歩く時にそうしてたけど、叱られたのでやめた。
俺と大家さん先輩が二人で「俺だ」「いや、俺だ」とそんな恰好してた(笑
二人とも高段者から叱られたので「うっせーなー」とか思いつつ、やむなく
刀担ぎはやめることにした。刀を担ぐのは行儀悪いんだってさ。
ケースに入れたらどんな高段者でも刀担いでやがるくせに、変なの。

ああいうキャラの原本は、林不忘の『魔像』の中の茨右近なのか、あるいは
大仏次郎の『大菩薩峠』の机龍之介なのか。
柴田錬三郎の『眠狂四郎』は、完全に机龍之介の焼き直しなのだけど、
一番時代を超えて有名になったのは眠狂四郎かも知れない。
『必殺』シリーズの三味線屋勇次なども、そうしたキャラの延長線上にあるよね。
俺自身は優等生の秀才よりも、どうしてもヒールめいた不良キャラのほうが
好きだけどなぁ。元々日活無国籍映画の主人公ってちょっとヒールだったよね。
赤木圭一郎さんにしろ小林旭さんにしろ。小百合ちゃんと定番ペアの浜田光夫さん
のイメージでは絶対にない(笑
ああいう日活映画のような不良ぽい男のほうが女にもてると思うけどね、俺は。
裕次郎だって、ただのエリート優等生のような感じだったらいけてなかったと思う。
完全にそれらを融合させて爽やかだけどカッコいいというのを初めて演出したのは
加山雄三さんの「若大将」だと思う。若大将はその後の60年代後半に社会的に
若者全般の主流(一種のブーム)となる「熱血」の基礎を構築した。
それでも、ニヒルに虚無的に体制や世に背を向けて孤高の世界に生きる男たちは
根強い人気を持っていた。キカイダーにはハカイダー、ライダーブラックにはシャドー
ムーンなのだった。
体制側に設えられた固定的な「善」の価値観に対して、盲目的にそれを盲信する
のではなく、立ち止まって検証するという「良心回路」がかつての日本人の中には
存在した。



最近は草食系男子だかなんだか知らないが、女に興味あるくせに女に縁が
まったくない男どもが増えている。
俺ね、思うのだけど、普通、野郎に魅力があったら女だって放っておかないって。
そもそも男どもに魅力が無くなってるのに、それを自覚せずに内向的になった
結果「草食」になったんじゃねぇの?
道草なんて食ってるんじゃねーよ。
だから30いくつ過ぎても彼女いない歴30何年とかやらかしてんだよ。
ふつ~にバリバリ伝説だったら女は放っておかないってば。
だいたい、体制派の感性のくっだらないつまらん男が若いのに増えてるよな。
若いくせに守りに入った保守的な男がもてる訳がない。
保守派でもいいよ。自衛隊や警察みたいなのでもパリッとしたのなら。
そこの領域にさえ行けない男たちは道草食ってる。
女に興味がないわけじゃない。普通につきあって結婚したいとかも思ってる。
あのね、付き合いたいなら、まず人を好きになれってば(笑
自ら身を乗り出すこと、つまり自分が一歩足を進めること、自分が嵐の中に
立つことをしないで、黙って待ってて何かが降りてくると思ったら大間違いだ。
昔の野郎どもがかっこよかったのは、自分で動いたからだよ。
それが「反骨」だったり「反体制」だったり「無頼」だったりしても、事の良し悪し、
目先の損得ではなく、己の信じる道を歩こうと一歩を踏み出した。
殻に閉じこもってアイマスやって喜んでる二次元ヲタのようなのばかりになったら、
そりゃあ、おめえ、自ら招いた結果だよ、女の一人もおめえのそばにいねーのは。
男だったら、道草食ってねぇで、歩けってんだよ。

近年のいい年ぶっくらこいた30過ぎ男どもの童貞率の高さに非常に驚いている。
悪いけど、ダッサ。かなりきしょい。いや、童貞であることがではなく、生きながらえて
いる在り様が。
要するに、誰かが何かしてくれるのを待っているだけなんだよな。
おまえ、何もしねぇで待ってたら、白馬に乗った王子様でも来てくれると思ってるのか?
よせよ。


『剣客商売』 ~時代を超えて料理を楽しむ~

2014年05月11日 | 映画・ドラマ・コミック



コミックスをテーブルの上に置いていたら、かみさんが「これ見して~」と
持って行った。
私が家内を好きなところは、時代劇が好きなところかな(笑

池波先生の小説『剣客商売』は全巻持っていて、もちろん全話読んだ。
つまみ食い的な飛ばし読みなどはしない。
劇画化においては、さいとうたかを先生の作よりも大島やすいち先生の
作のほうが好きだ。さいとう先生の作品って、どの作も同じキャラで同じ
展開になっちゃうんだよね。
ただ、さいとう先生も案外適当だが、大島先生はさらに刀剣には詳しく
ないようで、結構テキトーに描いている。
日本史上最高にマニアックな描写をする時代劇漫画家はとみ新蔵先生
だと思う。これは兄上の平田弘史先生(自称「ピロ」、笑)よりもマニアック
にウルトラリアルで刀剣や剣戟描写を描く。古今東西、日本一リアルだ。
各古流剣術を徹底的に研究されて、ご自身でも古流剣術を学んでいらっ
しゃるからリアルに描けるのだろう。夢想神伝流居合をやっていながら、
超デタラメ時代考証で小説を書いている早稲田出身の某小説家などと
は比較にならないほどに正確な考証に基づいて刀剣や斬り合いシーンを
とみ先生は描いている。

さて、池波正太郎先生の『剣客商売』では、江戸文化として江戸の料理が
やたら出てくる。
これは池波先生自身が江戸料理を研究して(単に料理好きが高じてひとかど
ならぬ食通となったようだ)、それを作品に活かしているのだが、『剣客商売』
が熱烈なファン(というよりもエンスーなマニア)を生む一つの要因ともなって
いる。
主人公の無外流剣士の隠居小兵衛が食べ歩く江戸の料理屋をマップにして
すべて聖地巡礼をしたマニアもいたりするくらいに同作での料理シーンへの
ファンの憧憬は強い。私もその気持ちはわかるような気がする。

ただ、漫画においては、テレビドラマの時代劇と同じく、嘘のシーンも多い。
江戸時代の居酒屋で、現代の蕎麦店のようにテーブルと椅子があったり
する。店内の様子も、土間のテーブル席と、居間の卓席がある。これは
江戸時代にはない。江戸期の店はすべて床にベタ座りでお膳が出る。
テーブルと椅子を登場させたのは、明治になってから幕府講武所教授だった
榊原健吉が開いた居酒屋が初ではなかったろうか。椅子には樽を利用した。
テーブルも珍しく、また居丈高に「また明日も来るのだぞ」と町人の客に
言い聞かせる元武士のオヤジが物珍しくて人々に好かれて結構繁盛した
らしい。

『剣客商売』は何度か実写版ドラマ化されている。
藤田まこと氏の秋山小兵衛役は最悪中の最悪だったが、昨年北大路欣也
さんの小兵衛でドラマ化された。観ていない。観ていない作品をどうのとは
言えないのだが、北大路『子連れ狼』が史上最悪の出来で、非常に腹立た
しく思ったので、白い犬のオヤジの作は観たくなかったので観ていない。
津川雅彦もそうだが、どの役をやってもすべて同じキャラになってしまうと
いう役者というのは、はっきり言ってダイコンだと思う。津川などは「日本映画
などは面白い物など何もない」とか偉そうな態度で言っていたが、映画が
面白くないのではなくお前が面白くないのだよこのボケじじいが、と正直
思った。
私は自分が若い時には大人に対して反発したり目上に逆らったりしまくって
いたのに、年取ったとたんに長幼の序を言い出したりするジジイが大嫌い
なのである。結局は年取ったてめえに尊敬の念を求めているのであり、
自己中心的なナルシズムの脳筋バカ丸出しだからだ。上半身裸でチョコ
ボール向井やそれを徹底的にパロったチョコボーイ山口(ぐっさん)のように
日焼けサロンで体を焼いて筋肉を見せびらかしたいジジイがそうだったり
する。中身はない。鼻持ちならないタワケ者であり、とっとと逝ってくれと
思ったりする(精神病理学、心理学的にはコンプレックスの裏返しなので
哀れではあるのだが)。大抵は人の道を説きながら人の道に外れ、男の
知人や友人の恋人にも触手を伸ばしていながら表ではおためごかしを説い
たりしている。
しかし、どこまで行っても、ニセモノはニセモノなのだ。
そういう奴を見抜くのは案外と簡単だ。
どんなに美辞麗句をならべようとも、人のためには命を捨てないくせに、自分
のためには命を捨てる(もしくはそれに類すること)ことを人に求めている。
そうした人物の真の精神構造というのは、冷徹に視れば見抜くことができる。
「言葉」に騙されてはいけない。
言葉は虚ろな羽衣だ。
羽衣は盗まれたり隠されたりする。
真実に触れるならば、フォースを使え。

で、昨年の『剣客商売』は・・・

このあたりはいいねぇ・・・。原作の雰囲気をよく出している。
深川先の小兵衛の隠居宅だね。

小兵衛のお手付き女中で女房にした「おはる」は何とNHK『龍馬伝』で
千葉さな子を演じた貫地谷しほりさん(^^
う~ん。百姓家の娘には見えないぞ。もっとどういったらいいのかなぁ・・・
そう森三中の大島みたいなの(映画『ハンサムスーツ』の頃の)が
おはるのイメージなんだけどなぁ・・・。劇画では美形に描きすぎだし、
貫地谷さんでは武家の娘みたいに見える。


佐々木三冬さんは杏ちゃんですか。最近よく出てるよね。


う~ん。雰囲気は良さそうな感じはする。貫地谷さん、笑顔がいいんだよなぁ。


このセットのような道場がほしいよ(笑


実際の武士がいた時代直後の剣道の動画が残っている。明治30年の
映像で、まだ「剣道」という言葉は登場しておらず、「撃剣(げっけん)」と
呼ばれていた剣術の防具着用稽古だ。(剣道という名称は日本人が考え
明治末期に登場し、大正時代に正式に採用されました。韓国人が自国
起源と捏造している滑稽さはこのような歴史事実を知らないことにも
現れています。また、昭和時代にある小説家が考案して発明した「忍者」と
いう単語は現在では全世界で通じる言葉となっていますが、韓国はこの
「忍者」も自分たちが起源だとしています。ええと、昭和に地球上で初めて
登場した言葉なんですけど、「忍者」というのは。苦笑)
The first kendo motion picture - from 1897(明治30年)

いや~。明治30年なので、20代の若者は士族であろうが武家時代以降
の生まれなのではあるのですが、現実的な稽古風景はこんな感じ。
まだ日本では帝国議会開催の時で、憲法施行後たった数年、ついこの前
までは「太政官布告」がすべての法律代りだった時代で、まあ、江戸時代
から近代国家への過渡期初期の時代の貴重な動画だ。
この動画の時期あたり以降に近代日本が成立してくることになる。

打ち合う様子は現代とかなり異なります。たぶん幕末に大流行した防具つけて
の剣術稽古もこんな感じだったのではなかろうか。これでは「軍鶏の喧嘩」と
真剣刀法派から揶揄されても致し方ないように思える(^^;
「竹刀剣術は実戦では使えないよ」などということは幕末の多くの剣士によって
語られているが、実際にそうだったのだろう。
だが、生き残った永倉新八の回想録を読むと、「斬り合いというのは、滅多
矢鱈に刀を速く振り回して、気がついたら敵が倒れているというようなこと
ばかりだった」というように書き残している。京都市街での戦闘はそのような
感じだったのだろう。
片や、幕末に江戸市内での薩摩兵と幕兵の斬り合いを見た人の伝聞では
「刀を構えたまましばらく睨み合って、それからヤッと二三斬り合ったら
両方がぱたりと棒が倒れるように倒れて死んだ」というのも伝わっている。

日本の剣道では、もともとは幕末の稽古から明治末期まではこの動画の
ような「軍鶏の喧嘩」だったのではなかろうか。
それが、「やはりこれではいかん」とのことで、武徳会が中心となって
現代剣道に近い形式(真剣刀法に近い古来の剣術様式の復元)に修正され
たのではなかろうか。

従って、本当の意味で、現代剣道の基礎がつくられたのは、たぶん大正末期
から
昭和にかけてのことであったろうと思う。

さて、天下の凄腕女流剣士である佐々木三冬を演じる杏ちゃんは三冬を
演じきれるのか。
と思って構えを見ると・・・


期待しないほうがよさそうですね。
貫地谷さんが演じた千葉さな子もウルトラスペシャル超ド級で
ど素人モード爆裂の「名人」役でした。これは北川景子が『花のあと』
で見せてしまった超絶ド素人と並ぶメガトンパンチだった。
北川景子さんは「役によってカメレオンのように変わっていけるように
なりたい。どんな役でも自分自身とは切り離して演じるというのが理想
です」と語っている近頃珍しいプロ根性のある女優さんで、剣技に
ついては映画撮影前に無双直伝英信流の坊主に習ったが、あかん
やったみたいやね。やはり、『幕末純情伝』で沖田を演じた牧瀬理穂
さんのように、半年以上も國學院大學居合道部に通い詰めて剣の
修行をするとか、もっとプロの役者魂を発揮して役を身近に引き寄せないと、
剣術や馬術等の技術を要するジャンルで「名人」の演技はできない。
最近の時代劇がクソ面白くないのは、男の俳優も出鱈目な刀術で
殺陣もド下手糞で、見るに堪えないというものがある。
市川雷蔵なども殺陣はウルトラ級に下手であり、若山富三郎先生(先生
をつけないとなりません、この御方は)や後年の杉良太郎さんのような
本格的な殺陣名人とは比べ物にならないのだが、それでも雷ちゃんは
「オーラ」という演技力でカバーしていた。役者だと思う。
近年は「役者」がいない。時代劇俳優も、もう一度原点に戻り、歌舞伎など
をよく観て、歌舞伎役者から学ぶべきところも学び、また洋画もよく観て、
得るものを得、さらに古い時代劇を研究しまくって、その道のプロになって
ほしいと切に願う。
プロがいないんだよね、プロが、演技のプロの俳優が。みんなアマチュアの
自主製作映画の学芸会みたいな演技ばかりしている。
その点、侮れないよぁ、石原軍団。銃の扱い方や撃ち方などは実にリアル
だったもの。
刀や剣技もまったく同じで、ある程度以上のレベルで「本物」を扱えるような
要素というか能力が役者に備わってないとアウトだと思う。
バイクの運転や馬術がいい例だよ。
レーシングライダーを演じる役者がバイクに乗れなかったり、馬術師範の
役を演じる俳優が馬に乗れませんじゃ話にならないというか、用無しだよ、
それは。

杏ちゃんのこの上のキャプチャ画像は、スタッフサイドもひどすぎる。
数年前の剣道全日本選手権の優勝者の女性の剣道着と防具を見て
私はしびれた。防具が擦り切れて修繕痕だらけで、道着もはき下したジーンズ
のように色あせて、しかもボロ雑巾のように破れたところを縫い合わせた
ような物だったのだ。観た瞬間に「こわっ」と思った。また「これは・・・できる」
とも。
上の画像のような新品の折り目のついた染め立て卸したてのような
道着というのを名人が着用するなどということはあり得ない。
しかもノシつき(笑
綿の刺子を一度水に通してなじませるのは常識でもあるのだが、この画像
では、まるで軍装コスプレをやっていながらカタログ衣装を着ました~
みたいなド素人サバゲマニアとさして変わらないような着装だよ。
それに、木刀の構えと握りと肩の力の入り具合見て・・・駄目ですね、これは(^^;
もっと本物を勉強してほしいと思う。

時代考証、事象考証は正確に(^0^)
てか、ほどほどに。
健康の為、食べ過ぎに注意しましょう。


車にとって一番良いこと ~人にとって悪いこと~

2014年05月02日 | バイク・車

それは屋根付きシャッター付のガレージがあることだと思う。
手の込んだ愛情こもったメンテナンスも大切だが、屋内ガレージが
あるとないとでは車の傷みは大幅に異なってくるだろうと思う。
1~2台のバイクなら簡易ガレージもあるけれど、大型乗用車が
数台となると、それこそ相当な費用がいるよね。土地代含めて。

こんなサーキットのワークスのピットのようなガレージは俺は理想だよ。


先日、神戸のイトコ兄がこれまで手塩にかけてメンテしてきたパールグレーの
500Eを懇請されてベンツ好きな人に手放したそうだ。
これまでメンテに費やしてきた費用と最初の車両購入費を含めると2千は超えて
いるので、田舎ならば家が建つ(笑
その個体は、ヤナセの広告に使われた歴史的な一台だった。
イトコは外見はノーマルのまま、足回り等に手を入れており、セッティング段階
から私も何度も運転させてもらった。前後で足回りのバランスにずれがあった
のを次回乗った時にはバッチリとセッティングが出ていたり、さらにその次の
時にはカチッと決まっていたり、兄貴のベンツへの思いと共にあった個体だった。
その一番愛情を注いだ車が人手に渡った。
それはその価値が真に判る人だからイトコ兄は譲渡を決意したという。
兄貴のところで生まれた柴犬の仔犬を譲り受けた人でもある。職業は医師だ。
エンスーなベンツ好きでもあり、知識も高度で、保存のための環境も整っている。

さて、新しい環境へ、イトコ兄は喜んでパールグレーを送ったらしい。
こんな素晴らしいところにそのベンツは納まった。


広島市内に住む、サバゲ仲間のリーダーは新築の家を建てた時、
車2台が1階に納まる3階建てを建てたが、「車と住む」というのは
なんというか、生活利便性以上に男の憧れでもあるように思える。
俺もバイクと住みたいもの(^^
大昔は、レーシングマシンの保管場所は部屋の中だったけどね(笑

バイクだけのガレージならば、普通の勤め人でも土地さえあれば用意
できそうだが、ベンツ数台分の屋内ガレージとなると、相当な資産が
ないとできないよなぁ。
所さんの世田谷ベースというのは、男のひとつの夢でもあると思える。


人にとって悪いこと。
それは悪い奴を見抜けないこと(笑
そこらじゅうにうじゃうじゃいるよ~。
良い人風な顔をして分別臭い人の道を説く奴は、まずニセモノで悪人
であることが多い。これホント。


1台いっとく?

2014年05月02日 | バイク・車

神戸のイトコが12気筒を決めた。
最初の個体は業者対応がいい加減だったのでそこでの購入はやめて、
ディムラー専門店で決めたらしい。走行距離53,000Km。少ねぇ~。
購入価格について、ベンツなどでいつもは「いやそんなにしない」と
言っていたイトコ兄が、これについては「結構した」と言っていた。
終の車選びとしての1台なのだそうだ。







カッケー。大人の車。

これで、神戸イトコ兄と東京イトコ姉は、シリンダ数は違うとはいえ
同じディムラーに乗ることになる。
もっとも、神戸兄のほうは500E含めて複数台持っているのだが、
スローにカーライフを楽しんでいる。バイクもカリンカリンのカッ飛び
2ストに乗っていたけど、四輪車はマニアのように好きだったからね~。
意外なところではミニまで乗ってた(^^;

こちら東京姉んちのディムラー。



姉貴はペーパードライバーではなく、実際にこれを運転して子どもたちの
送り迎えもしていた。

お~。そういやおいらもこれは数百キロほど運転してみたよ。
サスがフワフワだったけど、なかなかよく走った。
お値段1千万ほどだってさ。ひょ~。
結婚後は専業主婦のイトコ姉は新聞記者だったが、姉の旦那も同じ
大手新聞社に勤務している。
新聞社勤務って高収入なのかしらね。よく知らんが。

ダイムラーとはドイツ語の発音で、この車は英国車だからディムラーが
原音に近いだろう。日本語の片仮名で英語の発音は表せないが、厳密
に言うとディズニーの「ディ」ではなく、
「デイ」もしくは「デ」に近い。
発音記号はこうなる。
子音 小文字のD d母音 小文字のE e_1st-accent母音 小文字のI i子音 小文字のM m子音 小文字のL l母音 かぎ付きシュワ hooked-schwaスラッシュ slash子音 小文字のD d母音 エプシロン 第1アクセント epsilon_1st-accent子音 小文字のM m子音 小文字のL l母音 かぎ付きシュワ hooked-schwa 

俺がジャガーがいいなぁと初めて思った場所は、かみさんとの第一次
同棲時代の横浜だった。
夜のヨコハマによく似合っていた。
一番好きなのは、BMWのアルピナだったけどね(笑

323i アルピナ

今の一番の愛車は、このイタリアンレッドのドカティかな。


朝日に映えるね~。真紅のイタリアンは(笑


テルマエロマエ II

2014年05月02日 | 映画・ドラマ・コミック



昨日『テルマエロマエ II』を観てきた。
前作の方がずっと面白かった。これは×だな。原作を離れすぎている。



曙や琴欧州の出演などまったくいらないと思う。くだらん。

これは大コケの予感。実際に前作は大入りだったのに、今回、GW中で
映画デーの700円引き1100円にもかかわらず、場内ガラガラだった。



上戸彩ちゃん脚きれい(笑
入浴シーンもあったが、今回の作品は前回以上に完全オリジナル
ストーリーのようです。
話の流れにもムダが多すぎ、総体として笑いを取りに行ってるシーンでも
かなり滑っている。
前半1/3がまあまあなのは、前回のストーリーの延長にある展開なので
そこそこ観られる作りになっているのかもしれない。
全体としては40点ほどの出来か。ラストのオチもみえみえで×。
この続編作品、劇場まで足を運ぶ価値なし。DVDレンタルで充分だ。

どうでもよいことだが、ラテン語読みだと本当は「テルメロメ」ではなかろうか。
劇場にあった大きな広告は、ドラマ『宮本武蔵』と同じ広告会社のコピーライター
が作ったのではなかろうか。センスが陳腐でアウト!しかも二度使いするな(笑
仮に製作者が他人だとしても。
二度焼きすると日本刀の場合は映りが出るけどね(笑
大阪串揚げと広告の二度浸けはあきまへん。しかもまずいもんだったら、誰が
食うかっつーの。