渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

「低速度=安全」神話の間違い

2022年01月12日 | open













私が常々、「速度が低ければ安全
と考えるのは危険」と言っている
その理由はまさにこれ。
「低速度=安全」ではないから。
これ、科学的なデータとして明確に
なっている。
低速度よりも、もっと違うファク
ターにより安全性向上は補完され
ている。
ではどうするか。
それは運転者が各自認識するしか
ない。
何がどうでこうなるとそうなるの
かを。




牛乳大量廃棄を回避

2022年01月12日 | open


これ、実は静かな大問題だったんだ。
回避できてよかった。



「まん延防止等重点措置」全県に拡大検討 〜広島県〜

2022年01月12日 | open


全国的に沖縄、山口、広島はかなり
危うい状態なので、広島県のこの
対策検討は順当かと思う。



町としての横浜の誕生

2022年01月12日 | open



横浜は1859年(安政6年)の
旧暦6月に開港した。
その5年前の安政元年には米国
のペリー艦隊が二度目の来日で
今度は江戸湾深部まで進攻し、
横浜村に上陸した。
そして横浜村で1854年春に日米
和親条約が締結された。
米国は神奈川湊の開港を迫った
が、幕府は主要街道からも湊から
も離れたドへき地である横浜村
を港とすることで米国を胡麻化
そうとした。

開港前の横浜。80戸ほどの半農
半漁の寒村だった。横に出た浜
がある地形だから横浜。


江戸幕末開港事業での大埋め立て
工事で埋められた湾。


幕末の横浜


米国の開港開国の強要により
結果として横浜は江戸をしのぐ
世界有数の港湾都市となった。
横浜の市街地はすべて埋め立て
地だ。
流れる川は人工河川の運河だ。

この横浜の古い地図を見て
何かに似ていると思わないだ
ろうか。
俯瞰すると横浜は広島に似て
いるのだ。

広島城


これは、正保元年(1644)に幕府が
諸藩に命じて作成させた「正保城
絵図」という地図だ。三原城図も
ある。
広島県の三原城は戦国末期に築城
され、海上が埋め立てられて町が
作られた。
現在も三原市内市街地を流れる
川は、自然河川を延長させて掘割
に通した人工河川だ。
現広島市街地区は元々は「五ケ」
と呼ばれた太田川中洲を中心と
したデルタ地帯だった。ただの
湿地帯。まあ、築城以前の江戸と
同じだ。
そのガタに毛利輝元が城下町を
築かんとして、この地を景観から
「広島」と命名した。「横浜」の
地名と発想は同じだ。
天正19年(1591年)に輝元は
入場し、さらに城下町建設を
進めた。
実質的には慶長5年(1600年)の
関ケ原以降に三河から入封した
福島正則が築城と城下町大整備
を行なった。
その後、福島は幕府のでっち上げ
によって転封、代わりに紀州から
浅野長晟が家臣団を引き連れて
元和5年(1619年)に安芸国広島
城に入り、三原城は城と名乗らず
「要害」と上申する事で廃棄が
免れ、広島城と三原城は肥後熊本
城と八代城のような関係になった。
藩の家老が支城入りして城主となり、
本藩の家臣団を大量に三原城下
に集住させた。三原城内の城士
は広島本藩の武士であり家老の
家臣=陪臣ではなかった。

横浜も広島も三原も、市街地は
埋め立て地だ。
三原は地面が狭いのでそうでは
ないが、横浜と広島は町の景観が
よく似ている。
広島は一度原爆で町が消滅したが、
戦後復興後の市街地の景色が横浜
に似ている。
横浜も空襲で戦前と戦後で様変わ
りをしたが、実は近代都市として
発展したのは広島市街地のほうが
ずっと横浜より早い。
横浜は、映画『泥の河』のような
風景が続く町であったのが1970
年代末期までの姿だった。
横浜が一気にオサレ感を出そうと
街づくりで大変身したのは1980年
前後からだ。
それでも1980年代初期には、まだ
横浜は戦後進駐軍に占領された街、
という雰囲気が強くあった。







それでも現在の広島市内を車で走っ
ていると、まだ横浜市電が走ってい
た頃の私の子ども時分の横浜によく
似た雰囲気(実にソックリ)である
ことを感じ取る。
多分、横浜の戦後時代を知る人が
広島県広島市内を歩いたり走った
りしたら、とてつもないノスタル
ジックな不思議な感覚を誰もが
持つ事だろう。

この路地を走る現在の広島市内の

路面電車の風景などは、もろに
1970年頃までの横浜の風景と重
なる。


研二くんの横浜でのこのシーンは、


背景の方角はここと同じでしょうね。


消えて行く石畳

2022年01月12日 | open


「ねえ。野毛山動物園の坂、石畳
じゃなくなっちゃったんだって」
先日、妻に言った。
妻は「えー!!」なんて言ってた。
横浜からどんどん石畳が消えて行く。
なんだか寂しい。