フルート属の楽器としてピッコロはよく知られています。しかしアルトフルート、バスフルート、コントラバスフルートは、実際上フルートアンサンブルのみで使われます。吹奏楽でも普通のフルートとピッコロだけですね。
同属楽器を使う利点は音が同質でよく調和すると考えられる点でしょう。ヴァイオリンⅠ、ヴァイオリンⅡ、ヴィオラ、チェロで構成される弦楽四重奏は小さなオーケストラで、低音から高音まで良く調和します。(ヴィオラとコントラバスはヴァイオリン属ではなくヴィオール属と言われる事も有ります。)
フルートアンサンブルの場合はどうかと言うと、低音側が普通のフルートよりも4度低いアルトフルート、普通のフルートの1オクターブ下のバスフルート、アンサンブルによってはさらに1オクターブ下のコントラバスフルートを使います。
アルトフルートは低音側から高音側までの音色が優れていると言われるものの、フルートの音色との差が無いとは言えません。バスフルートがマシと言えるのはよくて低音側の2オクターブくらいでそれより上は「?」です。コントラバスフルートも高音側は「?」ですね。音が同質だから調和すると言うのは実は100%ではありません。
他方、バスフルートと音域が同じヴィオラや、コントラバスフルートと音域が同じチェロは、いずれも低音側から高音側までの3オクターブ以上を同じような美しさを持って鳴らせます。
高音側が必ずしも美しくないバスフルート、コントラバスフルートの代わりに他の楽器を使うのはどうか。あるいは使ってはイケナイのか。弦楽器ならチェロ、管楽器ならバスーン、バスクラリネットあたりが候補になりそうです。
フルートアンサンブルどうしが集まるシーンによっては、フルート属以外の楽器の使用が禁じられていると言う話を聞きます。ダメな理由は不明ですが、単純に考えればフルートを吹く人が吹きやすいからでしょうし、同業者の活動場所の確保と言う目的が有るのかも知れません。
さて仮にチェロを使おうとすると、チェロやヴァイオリンの経験が無い人には難しそうです。バスーンは楽器が高価な上、先生探しも大変そうです。バスクラリネットはクラリネットを吹ける人なら吹けるのではと思いますが、他の場面では使えそうも無い楽器です。いずれの場合もそれらの楽器を演奏出来るフルート仲間にとっては異分子を迎え入れる必要が有りますし、あるいはそれらの楽器を入手する必要がありますね。
もう一つ大穴候補としては電子管楽器が挙げられます。キーボードの管楽器バージョンで、種々の楽器の音を出す事が出来ます。チェロ、バスーン、バスクラリネットよりも更に受け付けられないでしょうね。
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お考えとあまりに違うご返事を差し上げるのは失礼になると思いますので、ブログを拝見してどのようなお考えの方かを私なりに理解した上でご返事を書きます。悪しからず。
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他方、バスフルートと音域が同じヴィオラや、コントラバスフルートと音域が同じチェロは、いずれも低音側から高音側までの3オクターブ以上を同じような美しさを持って鳴らせます。
高音側が必ずしも美しくないバスフルート、コントラバスフルートの代わりに他の楽器を使うのはどうか。あるいは使ってはイケナイのか。弦楽器ならチェロ、管楽器ならバスーン、バスクラリネットあたりが候補になりそうです。
フルートアンサンブルどうしが集まるシーンによっては、フルート属以外の楽器の使用が禁じられていると言う話を聞きます。ダメな理由は不明ですが、単純に考えればフルートを吹く人が吹きやすいからでしょうし、同業者の活動場所の確保と言う目的が有るのかも知れません。
さて仮にチェロを使おうとすると、チェロやヴァイオリンの経験が無い人には難しそうです。バスーンは楽器が高価な上、先生探しも大変そうです。バスクラリネットはクラリネットを吹ける人なら吹けるのではと思いますが、他の場面では使えそうも無い楽器です。いずれの場合もそれらの楽器を演奏出来るフルート仲間にとっては異分子を迎え入れる必要が有りますし、あるいはそれらの楽器を入手する必要がありますね。
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