ヴァイオリンとフルートのRio

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第二の国歌なんてどうか

2017年10月18日 10時42分08秒 | 音楽
 唐突に国歌について一言。

 「君が代」を歌う際に起立しない不心得者が居たり、外国出身の力士がきちんと歌っていない事も気にはなりますが、それらは瑣末な事に過ぎず、日本人なら「君が代」を今後もまじめに歌い続けるものと思います。

 しかし、君が代の歌詞は1000年以上も前に作られたとても古いもので、子供には多分理解不能と思います。明治や大正の頃の童謡でさえ歌詞が難解。

 例えば「兎追いし彼の山」は「兎美味しい・・・」と聞こえるし、「いざ棹させよや窮理の船に」は「胡瓜の船を漕ぐ事」と理解するかも知れません。ついでに言うと物理の事を窮理、化学の事を舎密(せいみ)と呼んだ時代も有ったようです。

 本題に戻りますと、天皇を指す「君」も今の子供が聞いたらなら単なる二人称か最悪は卵の黄身。

 「千代に八千代に」は「ちよにーや」で一旦息を継いでから「ちよに」と再開する人も居ますから、意味が全く分かっていません。

 「さざれいし」以降は河川の浸食により岩が小石になる普通のプロセスとは逆なので、水成岩の生成過程でも指すのかな。地質に詳しいタモリさんに聞いて見ましょう。

 ついでに言えば、「こけのむすまで」も「天むす」と関連付けられたら困ります。

 イギリスでは国歌の「ゴッドセイブザクイーン」以外に、エルガーの「威風堂々」が第二国歌的な扱いをされているようだし、アメリカにも国歌に準ずる歌があります。

 日本にも、歌詞が分かりやすく親しまれる第二、第三の国歌的なものもあってよいのではと思います。戦時中は「海行かば」が第二国歌的なものだったそうで、作曲者が信時潔である点も申し分ないと思いますが、海軍と結び付けてとらえられる恐れもあり、さすがに今では無理。


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