ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

音大生就活に関する考察(2)

2013年08月29日 16時58分52秒 | ヴァイオリン
 就活にはリサイタルを開催すればよいと書きましたが、その成否には専攻する楽器も影響しそうな気がします。

 ピアノ、ヴァイオリンならポピュラーで、CDの販売状況や町の教室の数も両者が群を抜いていると思います。管楽器ではフルートかな。ピアノは単独で演奏できますし、ヴァイオリンやフルートもピアノを伴なって演奏すれば音楽的に完成します。

 同じ弦楽器でもヴィオラはなじみが薄いし、チェロはよいとしてもコントラバスもソロ向きではありません。木管楽器でメロディを奏でることの多いクラリネットやオーボエはともかく、バスーンのソロも珍しくなりますね。他の楽器との合奏の際に価値のある楽器の場合には、ソロ以外のデュオやトリオ、あるいはその他のユニットによる活動経験も就活時のセールスポイントになるのではと思います。金管楽器や打楽器については経験が無いので・・・。

 巷での楽器の人気度と結びつけて考えるのはいかがなものかと思うものの、楽器専攻により就活の進め方も様相が異なるように思います。もっとも、ピアノ、ヴァイオリン、フルートが有利かと言うと、専攻する人が多いようなので、逆に競争も激しいものと思います。

 楽器によるレパートリーの問題もあるかな。例えば私が持っているピッコロの場合には曲があまり見当たりません。ピアノ、ヴァイオリン、フルートの中ではピアノの曲の知名度が最も高いものと思います。聞く機会が多いせいもありますね。ピアノリサイタルの演目の中には知っている曲が幾つかあるのが普通と思います。

 これにくらべるとヴァイオリン、フルートの曲はピアノ曲ほど知名度が高いとは思えません。曲の絶対数が少ないのかも知れません。大作曲家の大半がピアノは得意でもヴァイオリンは得意でなかったせいではと思います。フルートを得意とした作曲家はさらに少なかったと思います。

 となると、ピアノ以外の楽器の場合、知名度の高い曲を選ばないと、せっかくのリサイタルを開催しても、お客さんの入りに影響があるかも知れません。他の分野で知られた曲を持ってくるなどの工夫も必要になるのではと思います。


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