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東海村J-PARCでの出来事

2013年05月28日 12時52分53秒 | その他
 東海村にある日本原子力研究開発機構のJ-PARC(大強度陽子加速器施設)で放射性物質漏れ事故がありました。ここは核燃料を扱う原子炉ではないのになぜと言う気がします。

 金に対して陽子線を照射していたとのことで、照射により生成する金の放射性同位体の量が、たまたまの誤作動で過大な陽子線が照射されたことにより多量となり、その後の不手際もあって、周辺環境に放射性物質が拡散したものと聞きます。

 施設関係者の被爆があったのは残念ですが、健康上の問題は生じないであろうと言われており、生じた核種も半減期の短いものが多く、周囲への実質的な影響も無さそうに思います。

 ただ、放射性同位体が生じること自体は想定されていましたから、生成量が多くなったらどのように対処するかを事前に考えておくべきで、実際にどのようなマニュアルが定められ、実行されていたのかに疑問が残ります。

 ついでながら、この施設のニュートリノ実験施設で人工的に発生させたニュートリノを約295km離れた岐阜県飛騨市神岡町の検出器スーパーカミオカンデにおいて検出することに成功したということが知られています。ニュートリノは素粒子の一つで、電荷を持たず、質量もごく小さいので、ほとんどあらゆるものを透過し、透過の際の作用も実際上無いと言われています。

 ニュートリノは東海村からスーパーカミオカンデまでの間を直線的に進むのでしょうから、気づかないうちに色々な物の中を透過しているのでしょう。無害と言いつつ少々気味が悪い気もします。

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コメント (3)
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