トッペイのみんなちがってみんないい

透析しながら考えた事、感じた事。内部障害者として、色々な障害者,マイノリティの人とお互いに情報発信したい。

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テレビCMにも字幕 パナソニック、日本初/気になるニュース

2010-03-19 23:34:13 | アニメ・テレビ
テレビCMにも字幕 パナソニック、日本初(朝日新聞) - goo ニュース

 現在、政府では、障害者の代表を交えて、障害者自立支援法廃止後の基本法の成立に向けて、動き出している。

 その中に含まれるか、独立の法律としての「情報保障法」の成立が、是非とも成立してほしい。

 聴覚障害者といっても、ろう者の他にも、高齢化社会の到来により、難聴になる人も増えている。聴者も、加齢や突発性難聴により、聴力を失う可能性がある。

 そのために、「情報保障法」には、日本手話、日本語対応手話、要約筆記、筆談、映画やテレビ番組に字幕を付ける等の、様々な情報に対する保障手段が盛り込まれることが必要である。

 テレビ番組も、字幕が付けられた番組を、特別な装置で見ることが出来る。※ろう者の中には、日本語の文章の読み取りに苦労する人たちがいることも考慮する必要がある。

 今回のニュースでは、テレビCMにも字幕対応したテレビが開発されたというものである。CMも、その情報の必要性を判断することも含めて、まずは、情報保障の対象となることは評価される。

『パナソニックは、画面にせりふなどを表示する字幕放送を日本で初めてコマーシャルに取り入れる。文字情報を含む電波をテレビで受信し、利用者が必要に応じて字幕を表示させる。TBS系列28局で22日午後8時から放送するドラマの合間に流す60秒のCM1本が対象。耳の不自由な人たちもCMを楽しめるようにする狙い。』

子どもを思うあたたかな名曲の絵本、日本語で読めるようになりました/『はじまりの日』

2010-03-19 01:07:24 | 絵本・児童文学
はじまりの日
ボブ・ディラン
岩崎書店

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 素敵な絵本に出会えました。アメリカという超大国は、世界を支配しようと今までも、とんでもないことをしてきました。覇権主義というんですね。最近では、イラク侵攻。でも、アメリカという国の良い所は、はっきりと自分の良心を表明して、行動する人々がいるということです。

 ベトナム戦争の時も、反戦の立場をとった人々がたくさんいました。歌で、そうした気持ちを表現した人も少なくありません。

 旅先で、子どものことを思いながら作ったあたたかな曲「フォーエヴァー・ヤング」。この曲が絵本になりました。それを、日本に暮らす詩人のアーサー・ビナードさんが、歌える日本語訳にしました。

 歌詞に対応して、それぞれのページに描かれたポール・ロジャースの絵は、よく見ると、多くの事が描き込まれています。詳しくは、彼による説明を後書きで読むことが出来ます。音楽の歴史をたどることが出来、最後は、新しい世代に、こうした伝統が受け継がれていく様子が描かれています。
 たとえば、最初のページでは、ウッディ・ガスリーが歌を歌っています。傍には、ボブ・ディランと思われる少年が彼の歌を聴いています。彼のギターケースのステッカーには、”THIS MACHINE KILLS FACISTS (これはファシストをやっつける機械)」と描かれています。こんな風に、それぞれのページの絵には、ボブ・ディランに影響を与えた音楽家やアーティストが描かれています。良く見ると、色々な人を発見できます。
 そう、第五福竜丸のシリーズを描いた画家のベン・シャーンも、ベトナム戦争反対のデモ行進に、ビートルズと共に姿が見えます。

 下の動画は、その絵本をアニメで一部を紹介したものです。

 是非、歌の持つ力と優しさ、そして、絵本を通してアメリカの良心の歴史を振り返ってほしいと思います。

 もちろん、現役のボブ・ディランのことも、知ってほしいですね。

Bob Dylan Animated Video for New Kids Book - Forever Young


Bob Dylan - Forever Young





超音波で動脈硬化症改善(中国新聞)/気になるニュース

2010-03-19 00:59:21 | 病気
超音波で動脈硬化症改善(中国新聞) - goo ニュース

 閉塞性動脈硬化は、恐ろしい病気という感じがします。特に、透析患者にとっては。脚の大動脈が詰まる病気ですね。一般の人もこの病気には、注意が必要です。透析患者の場合は、どうしても、普通の人と比べて、動脈硬化のリスクが高いのです。特に高齢者は、定期的に、脚のチェックが必要となります。足や脚の脈動の強さを診ることなどです。
 まず、脚に冷たい感じがするかどうか、初期の段階のチェックになります。次に、「間歇性跛行」(かんけつせいはこう)の症状には、十分注意する必要があります。 数十から数百m歩くと痛みのため歩行継続不可能になる症状です。しばらくその場で休んでいると、再び歩けるようになりますが、また、少し歩くと前同様に歩くことが出来なくなります。この繰り返しが続く少々です。他の病気の可能性もありますので、専門医の診断が必要となります。

 最近は、透析導入の原疾患のトップは、糖尿性腎炎という状態が続いていますが、糖尿病の合併症により、脚が壊疽して切断に至る人もいます。
 糖尿病ばかりでなく、閉塞性動脈硬化の場合も、重症化すると壊疽を起こし、切断を余儀なくされます。一度、血管が動脈硬化を起こした場合は、もう、元には戻らないとされています。
 患者仲間でも、閉塞性動脈硬化で、治療により回復したものの、次回、症状が出た場合は、切断だと言われている人もいます。また、糖尿病ではなく、この病気で脚を切断、間もなく亡くなられた方もいました。杖を使用する前は、患者会の行事に積極的に参加するなど、とても、そうして病気のなるようには見えませんでした。

 透析患者ではない人も、年を重ねたら、脚にもっと注意を払ってほしいと思っています。

 今回、新たな動脈硬化の治療法が開発されたという、患者にとっては福音となるニュースが報じられました。まだ、マウスの実験の段階ですが、一日も早い実用化が望まれます。

『広島大病院(広島市南区)再生医療部の東(ひがし)幸仁部長(48)の医療チームが、閉塞(へいそく)性動脈硬化症で末梢(まっしょう)血管の血流が悪化した足に超音波を当てると、血管をつくる細胞が増え、症状を改善する仕組みを解明した。18日、中区である日本再生医療学会総会で発表する。

 血流を悪くしたマウスの足に14日間、1日20分ずつ、低周波の超音波を当てると、血流量が倍増した。毛細血管も健康な足とほぼ同数に増えた。その後、人間の幹細胞に超音波を当てる実験を実施。特殊なタンパク質が働いて、血管のもととなる血管内皮細胞の増殖因子が分泌されることを確認した。

 この仕組みを使って体内で血管内皮細胞を増やす治療法を考案し、昨年12月に特許を出願した。広島大の倫理委員会に承認されれば、6月にも臨床試験に入る。』