A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

鹿革のウィンターグローブ

2008-12-16 18:53:14 | ハード
 三週間ほど前、ウィンターグローブを新調した。今までのグローブは革の大きめのグローブに、インナーとしてもう1枚布製のグローブを重ねて使っていたのだが、これは装着に時間がかかり、自分でも多少面倒だった。
 昨年の冬、グリップヒーターをつけたことから、装着が楽な1枚もののグローブにしようかと考えていたのだが、先月それを実行することにした。

 インターネット等で情報を調べ、あたりをつけていた商品の型番をメモに控え、ショップに向かう。
 グローブとかジャケットはフィッティングが大事だ。特に冬の厚手のグローブ。装着感がいまひとつだと安全面にも影響がある。
 お目当ての型番でサイズを確認しつつ、防寒インナーの厚さの違う製品も何種類か試してみる。その中にそのグローブはあった。

 合成皮革ではない本革のグローブである。多少ごわごわしていて当たり前なのだが、そのグローブは違った。
 手に持って柔らかく、心持ち肌に吸い付くような感覚がある。思わず頬ずりをしたくなるような柔らかさ……。

 まいった。完全にやられた。

 牛革の同じタイプのグローブよりいくらか高価なのだが、その価格差をものともしない圧倒的な肌触りの魅力に負けて、僕はふらふらとレジに向かったのであった。

 それから三週間。バイクに乗る際は必ずこのグローブを使うばかりか、寝るときに隣に置いて手触りを確認している時がある。(^^;
 自分はフェティシズムの傾向は薄いと思っていたのだが、さにあらず。『鹿革フェチ』の資格は十分にあるようだ。

 じつは革ジャンを新調しようと思い、何年も前から貯金をして、そろそろようやっと購入できるメドがついたのだが、このままではその革ジャンも鹿革になりそうな気配だ。
(その分、間違いなく値段は上がるのだが)

 げに恐るべし、鹿革の魔力……。僕はこの呪いからちょっと抜け出せそうにない。

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