A Rider's Viewpoint

とあるライダーのものの見方

娘の携帯を買う

2007-02-06 22:30:41 | つれづれ
 日曜日の夕方、娘の携帯を買いに某キャリアのショップへでかけた。高校に合格したら買ってやるという約束を果たすためだ。前々週からカタログを集めて気に入った携帯を探し、春商戦の新機種が発売になったのを見越して買いに行ったのだ。

 娘が選んだ携帯は「左右非対称デザイン」の二つ折り。色は白である。カミさんは別なキャリアなので僕の携帯と家族割引の制度を利用する。携帯は買ってやるが支払いは本人の口座(郵便局だ)から引き落としのため、最低料金のプランを選ぶ。このプランで一ヶ月、自分の使用状況を確認の上、最も適したプランに変更するという計画だ。

 購入の際、どのような使用方法にお金が多くかかるのかを聞いてびっくり。曲を1曲丸ごとダウンロードするサービスは、ほぼ1曲で数千円(2~3千円)かかるらしい。(シングルCD買うより高いじゃないか!)
 他にもPCサイトを見る場合、画面を切り替えるそのたびごとに課金されるとか、有償の情報料がかかるサイトとか、大人がきちんと説明してあげないと危ないような印象を受けた。また、判断力に乏しい子供をターゲットに1クリックで無駄金を使わせようとする業者が多いことも知った。

 年端の行かない子供を標的にするなんて、なんという卑劣なビジネスモデルだろう。こんな最先端のビジネスに恥知らずや守銭奴が横行しているというのも嘆かわしい話だ。(ありがちな話ではあるけれど)

 閑話休題(それはさておき)、購入して既に2日。今日1日で友達と24通のメール交換をしたという。
 おいおい。メールだって有料なんだからな……と思いつつ、今が一番嬉しいときなんだろうなと微笑ましく見守ってもいる。

 全てのことにコストがかかること、自由や楽しさの代償になる責任。いづれこれら社会の厳しさは否応なしに娘にも降りかかってくることだろう。
 巣立ちの時期を前に、複雑な心境で娘のことを眺めている最近の僕である。