中年親父的「奥の細道」

日本大好き!旅行大好き!な中年親父の旅行記。
おすすめグルメや温泉スポットを紹介します。今は週末農業で大忙しです。

ダーチャ大網

2021-06-30 20:44:45 | Weblog

令和3年6月29日

現在借りている市民農園は3年契約が本年末にて終了する。その後どうするか?

現在の市民農園は土の状態も良くないし25平米では狭すぎる。

来春また募集が有っても申し込まない事にした。

そもそも笠間のクラインガルテンを卒村した後は、これで第二の人生の田舎での野菜作り

は卒業したつもりだった。

第三の人生は都心の便利な文化的な生活と思った。またその為に東京の近くに引っ越した。

東京散歩と国内鉄道旅とイタリア中心の海外生活を楽しもうとしていた。

ただ孫の成長とともに、孫と一緒に遊ぶために少し野菜作りは必要と考え、現在は家の近く

に小さな市民農園を借りた。

 

そんな時にコロナとなり、我々の生活は一変した。ここ暫くは都会の生活をエンジョイ

するのは無理なようだ。

 

そこで少し離れた場所に子供たちや孫たちと集い野菜作りが安全に楽しめる基地がほしいと

思うようになった。

 

そんな物件を外房・内房・茨城近辺のマンションや一戸建てで色々調べた。

できればゴルフの帰りに寄れて、自宅からのアクセスのよい所が良い。

 

内覧した或る物件は広くお洒落な洋館で隣の林からはうるさい程に鶯の声が聞こえた。

これには大分心を動かされたが、建物が大きい分リフォームが大変で、畑のスペースを

作る力仕事、その後の土壌改良が時間が掛かりそうなので諦めた。

 

或る海岸沿いのリゾートマンションはゴルフ場にも近く見晴らしも良かったが、売れ残っていて

室内に入ると黴臭くて急ぎ飛び出してきた。

 

ある一戸建ては大きな菜園があり心が動いたが、砂地の土地がいかにも痩せていて作物が

上手く育っていなかった。土壌改善が大変そうで、建物が増築され広すぎ、その割には

安っぽくてリフォームが大変そうで諦めた。

 

私とて自分の年齢を考えると、田舎暮らしを楽しめるのはせいぜい5年から10年。

二地域居住に入る前に家や庭の修理、畑の土壌改善といった準備段階に手間と時間を

取られたくない。

 

そんな中で見つけたのが先日私が購入した物件だった。

大網白里市の海岸からそう遠くない場所にある一戸建て。自宅からも車で1時間程度。

ここは菜園に住居が付いた物件。厳密にいえば庭付きの小さな一戸建て一区画と、隣の

更地で現在畑となっている一区画。

 

私の頭の中ではロシアやポーランド人が週末に車で通う地方の農園付き別荘 ”ダーチャ”

というものに近い。ドイツ語で言うとクラインガルテン。つい数年前に私が笠間で楽しんでいた

生活をその質を高めて再び行う事となった。

 

売り主のオーナーさんは20年前からリタイア後の楽しみの為、ここで田舎暮らしをしてこられた。

新しい分譲地の一区画に小さな家を建て、庭に果樹を植えて、日曜大工が好きで必要な

家具を全部手作りし、次に隣の区画を手に入れその土壌を畑用に改善し、野菜作りを始めた。

都心の自宅とここを一週間毎に行き来し二地域居住の田舎暮らしを楽しんできた。

今や専業農家さんが認める立派な野菜を作っている。

 

非常に器用な方で綺麗好きの性格。家の中も手入れが行き届いている。庭にも畑にも雑草一本生やさず

堆肥を利用して上手に野菜作りをしている。

でも年齢と体力には勝てずここの生活を諦め、今回この物件を売ることになったと。

ここにある家具、備品、畑道具一式を持ち帰る手間を省きたいので全部残していく、

飼い主がそれをそのまま引き取ってくれる事を条件に売却したいと。

 

逆に私にとっては、一切を残して頂くことで、オーナーさんのノウハウを頂け、

すぐ明日にでも私がその生活を始められる。私にとっても時間のロスが無い。

こんな訳でこの物件を購入する事になり、明日から私がここの生活に入ることになった。

 

我家ではこの物件を”ダーチャ” とか ”ダーチャ大網”と呼ぶことにする

現在の市民農園は秋から撤収モードに入り、年末に市へ返却する。

一方”ダーチャ大網”は前のオーナーさんが植えてくれている野菜を引き継ぎながら、

徐々に秋・冬野菜から私のやり方に切り替えていきたいと思っている。

ダーチャ大網については順々にご紹介していきます

 

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