路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

山頂に雲冠さりぬ雪くるか

2010年10月27日 | Weblog
 雨やむも曇天。寒い。
 今年は秋がないらしい。
 昼過ぎより風強くなり、やがて音立ててひょっとしたら木枯らし。家ときにガタガタと音を立てる。


                      


 仕事で床屋さんに行き、ついでに散髪してもらう。
 初めてのところで馴染みはないけれど、仕事もらってマア義理ではある。
 新装なったばかりの床屋さんで、なんというかオシャレである。調度も体に巻くキレも(あれ何て言うの?)みんな現代風である。店内に流れる曲もなんか洋楽だし、若い店長さんは腰のベルト(?)にハサミその他七つ道具を装着してシャッシャッシャッという感じだし。
 いつも行くところは夫婦二人でラジオがかかっていて、冬はストーブに薬缶の音で昔ながらの使い込んだ剃刀を布鑢でシュッシュッシュッてしてからじっくりアタッテたいがい寝ちまう、みたいなところだから全然勝手が違う。
 だいたいシャボンの匂いが全然しなくて、(あの匂いとっても好きなんだけど)いつものところは顔にシャボンをペタペタ塗ってから時間をかけて髭そってくれるのが、そこはなんかシェービングクリームみたいなのを塗って一回シャッて感じ。全体の時間もいつもより半分くらいで終わってしまった。
 で、ワシはいつものところが好きだなあ。料金もちょっと高かったし。

 夜寝ながら、中島敦「カメレオン日記」読む。
 カメレオン殆ど出てこなくて、なんか哲学小説みたいでよくわかりませんでした。もっとも後半眠くて読んだようでもないから、論評外ですな。

 明日は寒くなるらしい。



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