医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

ASKAや押尾学もハマった…ラブドラッグでエリート医師逮捕

2018-09-22 21:11:20 | 医療界
 千葉大医学部卒のエリート医師は、何の目的で「セックスドラッグ」と呼ばれるクスリを使っていたのか。

 埼玉県富士見市の「ゆうあいクリニック」院長の土地岳彦容疑者(42)が17日、合成大麻を使用したとして、麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された。

 16日午後6時ごろ、土地容疑者は東京都新宿区内の路上で友人と待ち合わせをしていた。そこへ警察官が通りかかると、土地容疑者は途端に目をそらしたため、怪しいと思い、職務質問。土地容疑者の受け答えや態度が不自然だったため、任意同行し、署で尿検査を行ったところ、合成麻薬(MDMA)の成分が検出された。土地容疑者は調べに対し「麻薬を使用した覚えはありません」と、容疑を否認しているという。

「土地容疑者の父親も国立大医学部の出身で、山梨県でスタッフ50人ほどの大きな病院を経営しています。本人は2000年に医師免許を取得し、3年前、39歳の若さで同院を開業したやり手のドクターです。土地容疑者は内科医で、同院には他に4人の医師がいる。病院は富士見市ですが、自宅は新宿駅から徒歩10分ほどの32階建てのタワマン。24時間コンシェルジュサービスがあり、芸能人も住んでいる高級賃貸マンションです」(知人)

 本人は医師を目指したきっかけについて、病院経営のコンサルティング会社のHPで「青年海外協力隊の活動を知り、海外の発展途上国で仕事をすることに興味を持ち、それから人の役に立ちたいと思うようになり、それならば医師の資格を持っていた方が良いと考えました」と述べている。

 土地容疑者が使用したとされるMDMAは、「ラブドラッグ」「エクスタシー」とも呼ばれ、元俳優の押尾学や歌手のASKAが服用して逮捕されている。

 押尾は09年、六本木ヒルズの高層マンションの一室で銀座のホステスと一緒にMDMAを飲んでセックスし、その後、女性は死亡。押尾はクスリをやっていることがバレるのを恐れて救急車を呼ばず、全裸の女性を放置したまま逃げ、12年に保護責任者遺棄致死罪などで実刑判決が確定した。

 押尾は10年の公判で複数の女性に「愛が深まるものがある」とささやき、MDMAを飲ませ、キメセクしていたことを認めた。公判には押尾に白い錠剤を飲まされたという女性が出廷し、「歯を食いしばるようになり、汗が出て、肌が敏感になった。ハイテンションになった」と証言している。

 ある経験者の男性は「クスリがキマると、それこそ女はイキっぱなしで、男はビンビンになって何度でもできます。媚薬のような効果もあり、一緒にいる人のことがいとおしくなって仕方がない」と明かす。

「人の役に立ちたい」と医師を志したはずの土地容疑者。なぜ「違法薬物」にハマってしまったのか。

2018年9月21日 日刊ゲンダイDIGITAL
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