医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

手術禁止&学会発表取り下げ…特定教員に"アカハラ" 60代教授を減給処分 札幌医大

2021-03-19 20:42:47 | 医療界
 部下の教員に対し、正当な理由なく手術を禁止するなどハラスメントがあったとして、札幌医科大学は所属する医学部の教授を減給処分とするなどの懲戒処分を発表しました。

 減給(給与1日分を半額)の懲戒処分を受けたのは、北海道札幌市の札幌医科大学医学部の60代の教授です。

 大学によりますと教授は2019年から医学部内の特定の部下の教員に対し、人格を傷つける不適切な言葉で学会発表を取り下げたり、合理的な理由がないまま手術を禁止するなどで、就業や研究の環境を害しました。

 2020年4月に教員から大学側に相談が寄せられ事態が発覚。

 学内で調査を進め、教授の行為が"パワハラ"や、学術機関で権力を使って精神的・身体的に苦痛を与える"アカハラ(アカデミック・ハラスメント)"にあたると判断し、3月18日付で教授を減給処分に。管理監督者の責任として、医学部長と附属病院長を厳重注意処分としました。

 聞き取り調査に対し教授は、「理由があって相手に言ってしまった」などと話しているということです。

 大学側は「機会のあるごとに職員に注意喚起を行ってきたところですが、あらためて所属職員に対し、徹底してまいります」としています。

2021年3月18日19:30配信 北海道文化放送
この記事についてブログを書く
« 「国民がどう思うか」 次席... | トップ | 元教諭わいせつ訴訟で地裁 ... »

医療界」カテゴリの最新記事