1月1日の夕方、年が動き出した途端、能登半島地震が起こり、一帯の地域に多大な被害が及んでいます。
亡くなった方のご冥福を祈るとともに、生存者の早期救出と被災者への迅速な支援をお願いしたいと思います。地元の方はもちろん救出活動に駆け付けられている関係者の皆さんに心から敬意を表します。
2016年4月に発生した熊本大地震では、犠牲となられた方の8割が地震による「直接死」ではなく、その後の避難生活に関わる「災害関連死」だったと報告されています。日本の避難所は、欧米の先進国と比べると極めて不十分と言われています。熊本大地震の教訓から、避難者の皆さんへの支援が行き届くことを切に願っています。
庭のロウバイや玄関内のシャコバサボテンの花を眺めながら、災害が起こらず普通の新春が迎えられていることに感謝しています。
年明けとともに一気に開花が進み、庭中に芳香が漂っています。
今、開花が進んでいるのは矮性のソシンロウバイの木です。その左には普通のロウバイ、右手にはソシンロウバイの高木があります。
高木になったソシンロウバイは、10数年前に職場の同僚の方からいただいた小さな挿し木苗が成長したものです。その時初めてロウバイなるものを知ったのですが、昨年秋、その方の訃報が届きました。一昨年から闘病中であると聞いていましたが、こんなに早く、若くして亡くなられたことが残念でなりません。
私のささやかな庭ですが、自分で気に入って買った植木の他に、親族や知人、友人などからいただいたものがたくさんあります。
それぞれに思い出が深いのですが、このソシンロウバイも深い記憶に残るものになりました。
室内のシャコバサボテンは今が盛期となっています。陽当りが良くないせいで濃い赤色になっていますが、もとはブラジルの密林育ちなのでこれぐらいが原色なのではないでしょうか。ガーデンルームでも咲いていますが、そちらは陽当りが良く、花色は濃いピンク色になっています。
まさに「冬の妖精」と呼ぶにふさわしい花姿をしています。
正月にこんなにきれいに咲いてくれると、「クリスマス・カクタス」どころか「New Year Cuctus」と呼びたいですね。