J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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北の王者へ 北海道コンサドーレ札幌27

2019-02-16 00:41:56 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 先日、Jクラブの付加価値で札幌さんを紹介させていただきました。その記事づくりの中で出てきた情報で、思わずうなったネタでした。去年から「Jリーグを使おう」というキャッチフレーズで、Jリーグの社会連携(シャレン)が進められていますが、早速札幌さんが素晴らしい取り組みをされています。さすがです。当ブログで付加価値が高い公共財Jクラブの中で、三天王と呼ばせてもらっているだけあります。何と町内会の応援活動です。かなり込み入った内容ですが。
   
【“Jリーグをつかおう!”札幌市西区・北海道コンサドーレ札幌連携プロジェクト始動】
「◆このたび、Jリーグ25周年未来共創プロジェクト「Jリーグを使おう!」にあわせて北海道コンサドーレ札幌は札幌市西区連合町内会と連携し、町内会の活動の活性化と地域の方々の暮らしの向上に貢献できるよう、11名の選手を各連合町内会の応援大使として送り出しました。クラブマスコットのドーレくんの活用なども含め、減少する町内会の加入率や高齢化が進む町内会の活動に若者が参加するきっかけづくりにお手伝いができればと考えています。」
〔西区連合町内会イレブン大使〕
 西野連合町内会応援大使:藤村選手 / 昭和連合町内会応援大使:濱選手 / 二十四軒連合町内会応援大使:菅選手
 琴似連合町内会応援大使:進藤選手 / 山の手連合町内会応援大使:深井選手 / 八軒中央連合町内会応援大使:田中選手
 八軒連合町内会応援大使:白井選手 / 発寒北連合町内会応援大使:荒野選手 / 発寒連合町内会応援大使:宮澤選手
 二十四軒東連合町内会応援大使:阿波加選手 / 西町連合町内会応援大使:福森選手
引用:J1札幌公式HP

 すごいです、町内会応援大使。全国初、Jリーグ初でしょう。岡山市で例えれば、(あくまで例えですが)城東台地区連合町内会の応援大使に仲間選手が任命されるようなものです。何とローカルで地域に根を張る活動なのでしょうか。J2岡山では考えられないものですが、されを「シャレン」の一環としてサラっとやってしまう札幌さんの価値観に脱帽です。札幌市西区の公式HPにしっかり内容が書かれていました。

【西区・北海道コンサドーレ札幌連携プロジェクト始動!】
西区では、若者にも人気のあるプロサッカーチーム「北海道コンサドーレ札幌」と連携して、若者を含めた西区の地域住民に対し、町内会の加入を促し、まちづくり活動の活性化を図ることを目的とした「西区・北海道コンサドーレ札幌プロジェクト」を進めていきます。今年度のプロジェクトは、「イレブン大使」、「町内会等とのパートナーシップ」、「西区CVS体験」になります。」

〔イレブン大使〕
「対象  各連合町内会
目的
 北海道コンサドーレ札幌の選手が地域の住民組織の応援大使(サポーター)となり、地域のまちづくりを応援し、町内会や住民活動への関心を高め、町内会の加入促進を図る。
内容
・北海道コンサドーレ札幌の選手を西区内にある各連合町内会の大使に任命する。選手(大使)から各連合町内会を応援するメッセージ・選手の写真提供
・地域の代表(会長等)が宮の沢白い恋人サッカー場に出向き、選手と交流する。
選任式
 応援大使の選任式を行いました。選任式には、北海道コンサドーレの選手(応援大使)から、宮澤裕樹選手とチームマスコットの「ドーレくん」が来てくれました。当日は、粟崎区長から宮澤裕樹選手に対し、選任状が手渡されました。
 1.日時:平成30年7月5日(木曜日)午前10時45分
 2.場所:宮の沢白い恋人サッカー場(西区宮の沢2条3丁目)
 3.出席者:宮澤裕樹選手、ドーレくん(北海道コンサドーレ札幌)、粟崎西区長、さんかくやまベェ(西区)」

〔町内会等とのパートナーシップ〕
「対象  西区内にある町内会、自治会及びまちづくり協議会
目的  
 北海道コンサドーレ札幌の人的・知的資源、施設及び情報などについて、交流支援や効果的な活用を行い、若者世代を中心にまちづくり活動への参加を推進する。
内容
 ・ドーレくんのイベントなどへの派遣
 ・スポーツによるまちづくりの講演へのスタッフ派遣
 ・町内会の印刷物における「チーム名・集合写真・エンブレム・キャラクター」の意匠使用・活用の許諾

〔西区CVS体験(試合観戦付)〕
「学生・若者層に関心の高い、北海道コンサドーレ札幌のホームゲームにおいて運営スタッフを体験することで、ボランティア活動への関心を高め、地域のまちづくり活動参加へのきっかけとすることを目的として、札幌ドームにおいて観客の入出場管理、場内整理などを体験する。ボランティア体験後は、試合を観戦します。
日時  平成30年9月29日(土)8時00分~16時15分
当日のスケジュール(予定)
 8時00分  西区役所集合・出発(貸切バスで移動)
 9時00分  札幌ドームにて打合せ
 10時00分~13時00分  CVS体験
 13時00分~15時00分  試合観戦
 16時15分頃  西区役所到着・解散(貸切バスで移動)
場所  札幌ドーム ※西区役所に集合し、貸切バスで移動します。
対象  16歳以上の西区在住の方 20名
費用  無料」
引用:札幌市西区公式HP

 こうして見ると、「大使」という大役ですが、個々の選手にとって、それほど大きい負担ではないようです。山口さんや愛媛さんの事例は本当に素晴らしい内容でしたが、当初当ブログで予想していた形が、今回の札幌さんのものと近いです。ただ、そのうちにもう少し選手が直接絡む度合いが増えるかもしれませんが、それは素晴らしい事です。
 住民を対象にボランティア体験もいいですね。これはその地域・ホームタウンとつながりが強いからできる事なので素晴らしいし、西区の今回の連携に限らず、広く呼び掛けてはいかがでしょうか。たぶんCVSもメンバー不足が慢性的に課題になっていると推測します。
 こういった感じで、Jリーグ社会連携(シャレン)が広がっていくのはいい事です。札幌さんのレベルまでには至らずとも、何かホームタウンに地元Jクラブを活用してもらう事業が増えていったらいいですね。
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