最近のサッカーニュースを見ていると、J2札幌(来季からはJ1)の記事が多いです。いろいろと見ていて、面白かったのが「サポーターズ持株会」です。他にもJ2水戸にもあるようですが、今回は札幌の事例を紹介します。
この会は、J2札幌へ出資することを目的に設立された団体で、1口(5万円)以上の拠出金を会員から集め、クラブ運営会社:(株)北海道フットボールクラブ(HFC)への出資を通して、市民チーム『コンサドーレ札幌』の活動を支援して行くものとしています。
ただ、持ち株会について、「株主というのは経営に口出しして来る」「乗っ取られる」「某Jクラブで昔あったように」という見方をする人がいるかもしれません。しかし、こちらの会を見るとそうは思えません。むしろ出資制度の良い面が多分に出ていると思います。最初から乗っ取られると決め付けて入るのではなく、ルール決めじゃないかと私は思います。
この札幌システムともいうべきやり方は、大口株主と違う点は、持株会会員(持ち株会に拠出金5万円以上を拠出した人)は議決権を持株会代表理事に一任するため、株主総会での議決に参加することができないことのようです。つまり株主のようでありながら、経営に発言できないということです。ただ、出資という形でクラブ経営の一翼を担っていることには変わりありません。持株会会員には株主総会への出席権や議決権はないですが、ホームゲーム無料招待券、イヤーブックの贈呈、イベントへの優待などの特典があるようです。
HFCは、このサポーターズ持ち株会、地元企業222社によって資本金を構成しており、クラブの経営は苦しいようですが、北海道の方々は、みんなの支援で成り立っているクラブを誇りにしていると思います。いいですねー これぞ市民クラブ。
参考に。'07年の現在ははわかりませんが、'01年の株主構成は・・・
1位:サポーターズ持ち株会(約1万口)
2位:石屋製菓(約8千口)・・・今もこれくらいなのかな。
3位:丸井今井(約5千口)
4位:札幌市と北海道(ともに約3千口)
6位:サッポロビール(約1,600口)
7位:以下省略
これも'00年の資料だそうですが、募集要項がありました。
・1口(5万円)から最高19口まで。
・個人・法人・団体のいずれの方でも入会できます。
※例えば、スポーツ少年団や各種サークル、職場や学校の仲間同士で構成する任意の団体でも入会OK。
J2札幌サポーターズ持ち株会HP:http://www.consadeconsa.com/team/mochikabu.html
J2札幌公式HP: http://www.consadole-sapporo.jp/
J2札幌北海道後援会公式HP:http://cs-support.jp/
J2札幌後援会関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20071009
サポサイトに一木会について触れた記事が出ていました。懐かしく見ておりました。ちょうど2年前に、第1回としてスタートした訳ですが、今にして思えばつたない司会でした。当時、2回目以降の事務局担当は貴公子氏。あの時の思いの1パーツは、OSS委員会に引き継がれていると思っています。
ファジの特番が放映されます。ぜひ皆さん、留守録をしてでも観ましょう!
12月25日(火) 17:30~18:00 OHK岡山放送
「走り続ける限り ファジアーノ岡山 ROAD TO JFL」