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ワールドカップの事40

2022-02-05 00:05:34 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクトコラムです。
 そのニュースは今日突然来ました。おっと驚くちょっとビックリする内容でした。W杯アジア予選はDAZNの独占放送。本戦出場が決まるかもしれないアウェー豪州戦で地上波放送が無く、生中継が観れない人が続出という状況。その中で何と本大会はDAZNも放送権が獲得できなかったという内容の報道でした。じゃあどこがやるのかという事ですが、何とJ2町田の親会社サイバーエージェントが運営するABEMAだとか。ビックリです。いろいろ調べましたが、この件に関してはスポニチさんの報道しか無かったですね。限られた情報ですが、リスペクトしてみましょう。
    
【ABEMA サッカーW杯カタール大会の放映権獲得、日本戦は全試合テレ朝に“バラ売り”の方向】
「今年11月に行われるサッカーW杯カタール大会の放映権をインターネット放送局「ABEMA」が獲得したことが3日、分かった。本大会の全試合を生中継することになり、地上波は同社と資本関係にあるテレビ朝日が、サブライセンスという形でABEMAから“バラ売り”される日本戦の全試合を放送する方向で話が進んでいる。
 W杯の放映権の交渉は国際サッカー連盟(FIFA)から購入済みの電通と、NHKと民放から成るジャパンコンソーシアム(JC)の間で行われてきた。年明けの時点で金額的な折り合いがつかず頓挫。「このままでは地上波どころか、日本でW杯の生中継を見られない異常事態」(電通関係者)の可能性があった中、ABEMAが急きょ名乗りを上げた。同社は昨年、大谷翔平が活躍した米大リーグ公式戦を生中継し注目されていた。
 サッカーW杯の放映権料を巡っては、1998年のフランス大会で約5億円といわれていたものが大会を重ねるごとに高騰。18年のロシア大会では200億~300億円と40倍以上に跳ね上がった。
 現在大詰めを迎えているアジア最終予選でも同じ事態が勃発。放映権はアジアサッカー連盟(AFC)を通じて中国の代理店が購入し価格が高騰。日本のテレビ局が手を出せない中、英国のスポーツ専門動画サービス「DAZN」が独占契約。日本戦のホームゲームだけはテレビ各局に“バラ売り”され、かろうじて地上波で放送されたが、アウェー戦のテレビ中継はない状況。大一番の来月24日、アウェーのオーストラリア戦について日本サッカー協会の田嶋幸三会長が「自腹でも地上波の中継を考えている」と発言したほど、焦りを募らせている。
 日本はW杯出場が危ぶまれていたが、1日のサウジアラビア戦の勝利で大きく前進。ABEMAが放映権獲得を決めたのはこの試合の前で「日本がW杯に出場できるか分からない中での決断に、電通も同社の藤田晋社長に相当感謝していた」(民放関係者)という。購入額は明らかになっていないが「200億円前後ではないか」(同関係者)とみられている。
 日本戦以外のテレビ中継についてはNHKが参入を検討中。正式決定すれば、サブライセンスという形で地上波とBSで放送することになる。」
引用:スポニチアネックス

 ABEMA TVについては昔から観ていました。無料のネットTVってすごいなと、最初のインパクトは強いものでした。個人的な好みもあり、最初はMTVと、Fリーグくらいを観ていたのを思い出します。町田さんの親会社になってからは、町田さん絡みの番組も観ました。TV画面でも観れるようになったのですが、最近は少し観る機会が減っていたかな。大谷選手の大リーグ中継の生中継は知らなかったですね。去年のコパアメリカも放送していたのですね。
 あと、アジア予選に続いてテレビ朝日の名前が出てきましたが、なぜテレ朝さんなのかという事ですが、運営会社の株主構成を見ると、サイバーエージェントが55.2%でテレビ朝日が36.8%を占めている事からですね。この辺りでサッカー絡みでテレ朝さんが登場する訳ですね。
 W杯の放映権の交渉は国際サッカー連盟(FIFA)から電通が購入済みとありましたが、同じくABEMAの株主構成で電通が5%(博報堂3%)保有しており、すでにある程度のレールが敷いてあったようにも見えました。と書いていたら5日の早朝に次の報道が流れました。

【サッカーW杯日本戦 テレ朝、NHK、フジの3社で生中継】
「サッカーW杯カタール大会で、注目の地上波の放映権は同社と資本関係にあるテレビ朝日、NHK、フジテレビの3社が獲得したことが4日、分かった。日本代表が本大会に出場した場合、1次リーグの日本戦3試合はこの3局が生中継する。
 スポニチ本紙の取材では、放映権の全購入額は「180億円近く」(民放関係者)。NHKが全体の半分、ABEMAとテレ朝連合が残りの大半を負担し、最後にフジが参入した。日本代表が決勝トーナメントに進出した場合もこの3局で放送するとみられ、日本戦以外のテレビ中継はNHKになる見通しだ。」
引用:スポニチ

 なるほど、放映権の半分はNHKなんですね。これを見ると本来ならば民放のコンソーシアムの代わりに、ABEMA主導でコンソーシアムを組んだ格好になったのかと。フジテレビも参入されましたね。これで日本戦の地上波が3局で観れる事になったのかと。サウジ戦の前にABEMAがまず手を挙げ、サウジに勝った後に放映権負担に他に手が挙がっていったのかな。それにしてもNHKが半分買ったってのはある意味すごいな。
今回の報道で今後どういう事が起こるのかを考えてみました。

・日本戦では、地上波でNHK、テレビ朝日、フジテレビで全試合放送される。
・アジア予選ではアウェー戦が一部の視聴者(DAZN契約者)しか視聴できなかったが、誰でもネットで無料視聴できる。と思っていたが、例えばフジテレビで放送する日本戦はABEMAでも放送するのか。
・日本戦以外はNHK(総合とBS)で放送される。
・ABEMAでは、それほどチャンネル数を増やせないと思われるため、実際はそれほど多くのW杯の試合中継は無いのではないか(DAZNよりも少ないかもしれない)。NHKで放送される試合はABEMAで放送されるのか。
・民放のコンソーシアムではないので、スポーツニュースやTVコーナー(DAZNも)での、W杯映像が規制される(権利の関係で映像をお届けできませんと静止画のみの表示)ケースが増えるのではないか。

 今回の事で一番大きいのは、誰でもネットで無料視聴できるという事ですね。ABEMAの視聴者数もグンと増えるでしょうね。町田さんのイベントでもW杯絡みのものが出てくるかもしれません。これでサイバーエージェントが企業力を増し、町田さんの経営面で再びファン・サポーターと衝突するという事態にならない事を祈念しております。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
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