モノ・語り

現代のクラフトの作り手と作品を主役とするライフストーリーを綴ります。

初がつおに山椒のつくだ煮

2009年05月02日 | 食の愉しみ


「かたち21」のHP



目には青葉 山ホトトギス 初がつお
「庭には山椒の香りかな」と勝手に続けて、鰹と山椒の取り合わせを愉しみました。




かつおの真ん中あたりの黒っぽいのが山椒
ガラスの器は林孝子作



青々と繁った山椒の葉っぱを摘んできて、佃煮ふうに煮ます。
『女わざ』第7号(1989年発行)に掲載されている「山椒を食べる」から
「葉のつくだ煮」の項を紹介しますと、





1.ほどよく成長した葉を摘み、水洗いしてから指先で一枚一枚はがす。
2.フライパン(か厚手のナベ)で炒る。弱火で。
3.こげそうになったら水を加える。
4.葉がクルクルと丸まってくる頃に醤油で味をつけ更に炒る。(ユックリ、目をはなさず)


とあります。(同じ頁に「木の芽味噌」の作り方も書かれています。)
葉っぱを1枚1枚はがすのに結構時間がかかるのが、
醤油で煮るとほんの僅かな量に変貌するので、とても貴重なものに思えてきます。
鰹は刺身にして酒と醤油に浸けておきます(つまりヅケですね)。


かつおのヅケに山椒の佃煮をほんの少量のせて、口の中に運ぶと……。
で、これに淡麗辛口の吟醸酒が絡んできて、
さわやかな初夏の夕べを堪能させていただきました。


冒頭の写真のガラスの器は林孝子さん(前回の記事参照)の作になるものです。
上の方に写ってるのはカブと新たまねぎを
マヨネーズとヨーグルトで和えたサラダです。


「女の手仕事5人五様」展(6月5日ー9日 町田市・可喜庵にて)
(林孝子さんのガラスの作品も出品されます。)
詳細はこちらから




ついでですが、キンピラごぼうにも山椒をのせてみました。
これもなかなかイケてたことは、言うまでもないでしょう。



コメント
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