「かたち21」のHP
目には青葉 山ホトトギス 初がつお
「庭には山椒の香りかな」と勝手に続けて、鰹と山椒の取り合わせを愉しみました。
かつおの真ん中あたりの黒っぽいのが山椒
ガラスの器は林孝子作
青々と繁った山椒の葉っぱを摘んできて、佃煮ふうに煮ます。
『女わざ』第7号(1989年発行)に掲載されている「山椒を食べる」から
「葉のつくだ煮」の項を紹介しますと、
1.ほどよく成長した葉を摘み、水洗いしてから指先で一枚一枚はがす。
2.フライパン(か厚手のナベ)で炒る。弱火で。
3.こげそうになったら水を加える。
4.葉がクルクルと丸まってくる頃に醤油で味をつけ更に炒る。(ユックリ、目をはなさず)
とあります。(同じ頁に「木の芽味噌」の作り方も書かれています。)
葉っぱを1枚1枚はがすのに結構時間がかかるのが、
醤油で煮るとほんの僅かな量に変貌するので、とても貴重なものに思えてきます。
鰹は刺身にして酒と醤油に浸けておきます(つまりヅケですね)。
かつおのヅケに山椒の佃煮をほんの少量のせて、口の中に運ぶと……。
で、これに淡麗辛口の吟醸酒が絡んできて、
さわやかな初夏の夕べを堪能させていただきました。
冒頭の写真のガラスの器は林孝子さん(前回の記事参照)の作になるものです。
上の方に写ってるのはカブと新たまねぎを
マヨネーズとヨーグルトで和えたサラダです。
「女の手仕事5人五様」展(6月5日ー9日 町田市・可喜庵にて)
(林孝子さんのガラスの作品も出品されます。)
詳細はこちらから
ついでですが、キンピラごぼうにも山椒をのせてみました。
これもなかなかイケてたことは、言うまでもないでしょう。