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就活解禁

2013年04月08日 | 時事
“就活4年生解禁”経団連が政府要請受諾へ 「粛々と受け止める
3年生の12月からOKとされていた就職活動が、4年生4月からに遅くなる模様です。

まあ時期的に今の4年生はもう始めているでしょうから、始まるとしたら今年度の3年生からということでしょう。自分は教育学部だったので、7月にある教員採用試験が唯一の就活と言った感じで、3年生までは普通に授業を受け、4年生の4月から授業もゼミもなくひたすら勉強と言う感じでしたから、いつから就職活動がスタートすると言った話題は今一ピンときません。一時期は「超青田刈り」といった言葉もあったはずなので、異常に早まっていた実態を、「大学の勉強を優先させる」ために4月に遅らせたと言った感じなのでしょうか。

大学という所は、教育機関であり研究機関でもありますから、小中高とは違って先生が児童生徒の方に100%向いていないという特徴があります。大きな違いは、小中高までは文科省が「これだけ教えなさい」という指導要領が決められていますが、大学にはそれがないと言うことでしょう。当然、学生も教授から100%教えてもらうわけでなく、自らの専門性を自力で高めるために入学するわけですが、流石に卒業論文と言ってもそこまで大層な研究は難しく、そのまま研究室に残るような者はごく僅かですから、就職するまでの腰掛けのような感覚で大学にいっている場合がほとんどになってしまっています。すると2年間の教養課程が終わり、専門課程やゼミに入ると同時に就活の方に気持ちが行ってしまい、本分である研究が疎かになってしまう現状があるわけです。そもそも今の学生にそこまでの意識がないのが問題で、「大学は遊ぶために行く」「分数のできない大学生」と揶揄されるような事態に陥ってしまうのですね。

まあ実際に学問や研究のみで食べていける者はごく僅かでしょうし、ろくにキャリア教育も受けてきていない日本の教育の問題点もあり、就職活動は誰しも面食らうものですが、働かなければ日本が立ち回らないのもまた真実です。横道に逸れましたが、勉強も就活もしっかり両立するための「4年4月から10月まで」という区切りは大切なのではないかと思いました。

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