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追い込み

2007年09月01日 | 時事
親も子供も宿題丸投げ いま代行業者繁盛
少し前に卒論代行が話題になっていましたが、小学生もか・・・

今年はたまたま9月1日が土日なので、例年より長い夏休みになった学校も多いと思います。この時期、マンガなどでは専ら「宿題の追い込み」が話題になりますよね。「何で計画的にやらないの」と怒られたり、両親を巻き込み全員でこなしたり。果ては徹夜、最後の手段は「宿題はやったけどノートを忘れました作戦」などと、ネタに事欠きません。社会に出て思うのは、大人にも同じような試練があって、もっとシャレにならない事態だったりもするわけですけど、根本の所は人間変わらないものだよな、ということです(笑)
・・・やっぱ計画は大事だよね。2学期の授業準備何もしてないや。

まあ、自分はそれでも、この28年間常にギリギリ生活ながら、一度も期限を踏み倒したことはありません。質とか量とかを多少誤魔化したとしても、最後には何とかしてクリアしてきました。これは、小1の時に計算ドリルを「20回やった」と嘘をついてしまい、冬休みに1日1回りずつやってちゃんと嘘を実現させたことや、中2の時に一研究がやっていなくて31日にノート60p書いて完成させたことなどの体験から、「自分は最後には何とかできる」という自信をつけたことに要因があります。必ずしも出発点はキレイではありませんがね。そんなわけで、このようなどうしようもないギリギリ体質になってしまったわけですけど、これはこれで“自分らしさ”であるとも思うわけです。

さて、もしそのような時に「○円で宿題を代行します」と言われていたらどうしたでしょう?恐らく、飛びつくと思います。いきなり強い意志や計画性などが備わっている人は1人もいません。それこそ、怒られ、追い込んで、やり切ってこそ身につくものなのです。子どもがそうなら、大人が何とかしなければいけません。ましてや2万も5万も出すくらいなら、せめて親子の友情で解決させた方がよほどマシです。
今回はこの困難を金で解決できたとしても、人生の困難は宿題のようなチャチなものでなく、またたっぷりと待ち構えているわけです。お金で解決できない困難に当たったとき、乗り越え方を知らずに育った子ども達はどうなってしまうのでしょうか。宿題は、ノートに残る文字以上に勉強になっているのです。

このような業者が出てしまったことはもう仕方がないので、あとは親の問題ですな。

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