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芝野虎丸名人爆誕!

2019年10月08日 | 時事
名人戦挑戦を決めていた芝野虎丸八段が前人未到の快挙を決めた模様です。

上記の記事に詳しく書きましたが、今回達成した偉業は以下の通りです。

・史上最年少名人(19歳11ヶ月)  
・史上最速名人(プロ入り後5年1月)
・史上最年少・最速3大タイトル(大三冠のうち最も早い)保持者  
・史上最年少・最速7大タイトル保持者
・史上最年少・最速九段(名人位獲得により明日付けで昇段)  
・前人未到の十代名人
 
一番下以外は張名人に7番勝負で4勝すれば達成できるものでしたが、十代名人については彼の誕生日の11月9日よりも最終第7局が後に設定されていたため、「6局目までに4勝」という制約がありました。しかし終わってみれば4勝1敗ですから、余裕の達成でしたね。落とした1局目は初めての2日制対局で封じ手を行い、その晩はPCもスマホも取り上げられる「初めての缶詰」でしたから、毎日呼吸をするようにネット碁をしている彼にはまったく慣れない環境だったことが敗因だったのかもしれません(笑)しかも2局目は張名人の出身である台湾での凱旋対局となり、完全アウェーでしたが、そこで勝ちきれたのが勢いに乗れた好機だったように思います。岐阜・兵庫で行われた地方対局も終始名人を圧倒する内容でしたからね。今日の碁は難解な戦いの後最後まで細かい勝負が続いていましたが、おそらくコウ材まで読みきったコウを仕掛け、終わってみればコミが出ない形勢まで開いてしまいました。名人のどの手が悪かったのか、自分レベルでは全くわかりません。ただただ芝野新名人の実力の高さが光る対局だったと思います。

しかも、実は今年はこれで終わりではなく、もう1タイトル「王座戦」の挑戦者にもなっているのですよね。もし芝野新名人が勝つと、井山4冠の持つ「史上最年少2冠」の記録をさらに2年半以上も縮めることになります。迎え撃つ井山王座は現在連続4期防衛中で、彼にとっても次勝てば4つ目の名誉称号が得られる大事な棋戦です。どちらにも勝ってほしいけど勝者は1人の厳しい世界。まあどちらが勝っても囲碁界が盛り上がることは間違いないでしょう。

問題は、明日の新聞やワイドショーなどでどの程度取り上げられるかですな(笑)



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