(株)カプロラクタム-blog

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松島

2012年04月04日 | 震災
仙台市内で牛タンを食した後、とりあえずの目的地を松島にしました。

一応、飛行機とレンタカー、宿を決める旅にしたので、一泊目を松島にしていたわけですが、それ以上は特に決めていませんでした。松島は大学時代に1度行ったことがありましたが、当時は青春18切符の旅行で昼には出ないと東京に戻れないと言うことで(笑)観光フェリーと牡蠣だけを堪能して戻ったと言う地です。何より、松尾芭蕉の「奥の細道」において「松島の月まず心にかかりて…」とあるように、松島の夜をまだ体験していないと言うのが心残りになっていました。だから何故昼から行く・・・と言う感じですがね(笑)

まあ、結果的にはこの時ほぼ素通りしたわけですが、見知った地が震災を経てどうなったかを見るのもこの旅行の目的の一つであるわけです。三陸側で過去に行ったことがある場所といえば、ここと八戸しかありませんが、流石に青森までは辛いので、最初に寄ったこの松島の無事が確認できた時点で、1つ目の目的を達成しました。

じっくりと観光したのは2日目のことです。10年前に行っていなかった瑞巌寺や松島博物館、福浦島などの周辺巡りをし、ついでに奥松島まで行くことができました。

松島4大景観の1つ、富山(とみやま)からの景観です。こうしてみても、「どこが被災したのだろう?」と思うほど綺麗なものですね。前述した通り、これが地元の方やボランティアの方の努力の賜物だと分かったのは、遊覧船乗り場の待合室に飾ってあった、復興の様子を撮った写真を見たときでしたが、山の方はまだしも、道路沿いはかなり浸水したらしく、1年前はかなり大変だったようでした。つか、今は「○○は大丈夫だったのか」という視点で観光に来る人も多いと思うので、もっとこういう写真がいっぱいあっても良いと思うのですが、地元にとっては早く忘れたい過去なのかな?とも思いました。

肝心の松島の月は写真こそ撮り忘れましたが、きれいな三日月に金星と火星が伴って、とても幻想的でした。ただしやたら寒く、店もほとんど閉まっていたので、夕食にありつくのが大変でしたが・・・orz