(株)カプロラクタム-blog

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天壇公園

2011年08月26日 | Weblog
2日目は世界遺産の1つ、天壇公園へ行きました。

中国は風水を非常に重んじるようで、この建物もそうした象徴的なものの一つのようです。地図上では、故宮を中心に天壇が南、地壇が北の、それぞれ門のような役割をしているようでした。他にも月壇、日壇という「壇」のつく地名を見つけましたが、どうやら全部で9つの「壇」が故宮を取り囲むようにあるそうです。中国にとって9は「永久の久」であり、非常に縁起が良いらしく世界遺産になるような建物には9ないし9の倍数がこれでもかというくらいこじつけられていました。香港が99年租借された皮肉はマジで大ダメージだったことが伺えます。
良い場所に良い建物があると、それだけで運気が上がるという風水の考えは、何やら為政者の作為のようなものが感じられますが、まあこうして観光地として残り、富を運んでいるわけですから、あながち間違いでないのかもしれません。

「天は丸い」という思想から、中心の宮殿は見事な円形をしていました。日本の寺や神社などは四角に三角屋根が基本ですから、こうした円形の建物は珍しく、中国に来たという実感がもてました。あと、やたら広いことと、樹木が整然としていることも中国の特徴ですね。特に街路樹などの背の高い樹木は、北京五輪にあわせて全て植林されたとか・・・

あと思ったのが、この公園が北京市民にとって非常に重要な場所であるということです。

優雅に舞うオバチャンズ
・・・こういった光景が天壇公園の至る所で見られました。まだ9時前だったのに、相当な人数が訪れ、それぞれ踊ったりバドミントンらしきスポーツをしたり、回廊に腰掛けて編み物をしたりなど、優雅に朝の一時を満喫していました。中には観光客も混ざって踊っているような姿もあり、体力づくりや趣味の交流、異文化交流の場所として根付いているのかなと思いました。

まあ、こんな所でも売り子は商魂たくましく「千円!千円!」と叫んでいましたけどね。