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AED調査

2011年08月13日 | 時事
文科省、全国の公共スポーツ施設のAED設置状況を調査
亡くなったサッカー選手も、もしAEDが近くにあれば助かっていたかもしれないらしいですね。

以前にも書きましたけど、学校には確実においてありますし、我々教員はほぼ100%AEDの使い方を知っています。最近では公民館や何とかセンターレベルでもおいてあることが多く、順調に普及してきているのではないかと思います。

ただし、その置き場所については疑問を感じることがあります。学校で言うと、校舎内の職員玄関や体育館に置いてあることが多いですが、例えば休日に少年野球などがグランドを使っていて、万が一AEDが必要な事態が起こった場合、果たしてAEDの設置している場所に侵入してまで使用するかどうかという問題があります。高価なものですし、精密機械ですから屋外に置いておきたくない理由は分かりますが、そうなると有事の際は扉をぶち壊したり窓ガラスを破壊するなどしなければ使用できません。救急隊が到着する数分の間に行う必要があるので、悠長に鍵を開ける方法を模索するわけにもいきませんからね。
つまり、我々にとっては「設置済み」でも、市民にとっては「ない」に等しい状況であると言わざるを得なくなります。心臓は、4分間止まると蘇生率5割だそうですし、とにかく早い対応が求められます。「市民がそこにあることを知っている」率も、調査を兼ねて高めていけると良いですね。

まあ、理想は救急箱のように、常に携帯できる環境でしょうけど、流石に団体といえども1台30万もするのであれば、現実的にはまだまだ難しいかな・・・。