(株)カプロラクタム-blog

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冷やし中華

2006年08月29日 | Weblog
本日の夕食は冷やし中華でした。

実は自分、幼少の頃からコイツは余り好きではありませんでした。しかしついこの間、家でできたてのモノを食べ、初めて「美味い」と感じました。どうやら家では冷蔵庫で一旦冷やしたものが出てくるのですが、どうやらそいつが冷やし中華を美味いと感じない原因だったようです。麺の基本である「コシ」は茹で上がりからどんどんとなくなってしまっているので、いかに冷モノとはいえ麺類である以上、冷やし中華にも「伸びる前に食べる」原則が当てはまると言えるでしょう。冷ますのではなく、冷やすのです。

さて、この時期よくお店に「冷やし中華始めました」の張り紙を目にすることがあります。確かに冬場はそれほど食べたくないものなので、店としても余分な材料を用意するよりは季節限定商品にした方が効率がよいと思われます。
しかしアレ、明らかに冷やし中華だけ特別扱いしてないですかね。
例えば煮込みうどん。夏場はまず間違いなく頼まないでしょう。ですが、メニューにはちゃんと年中載っています。よく見てみると「10月~3月」なんて書いてあったりするのですが、仮に季節限定品だとしても10月になって「煮込みうどん始めました」と書かれることは滅多にありません。なぜ店側は、冷やし中華の存在のみ、客にアピールする必要があるのでしょうか。
冷やし中華を特別視しているのであれば、秋には必ず「冷やし中華辞めました」と申告されるはずです。それが筋と言うものでしょう。しかし、それがないと言うことは店側にとって冷やし中華はあってもなくてもどっちでも良く、ポリシーをもたなくても作れる存在であることになります。むしろ格上ではなく、格下だからこそ、あえて冷やし中華を始めたことをアピールして他のメニューより際立たせざるを得ないのではないでしょうか。そのような格下の料理であれば、我々はあえて店で頼む意味もないわけです。もしくは、冷やし中華は非常に利益率が高く、他のメニューより際立たせておくことで通常より注文を多く取り儲けようとする裏の意味があるのかもしれません。

・・・とまあ、そんな屁理屈で今まで1度も外で注文したことがなかったのですが、初めて美味しさに気づいた今、店の味にも興味を持ち始めています。
「冷やし中華、注文しようと思い始めました」と張り紙をして入店してみようかな。