月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

慌ただしく過ぎた9月後半

2018-10-04 | 生活
9月の1回目の3連休が終わってから、慌ただしい日々が続いた。
仕事も忙しかったが、イベントごとが多く、本当に息つく間もなかった。

9月28日が祇園の最後の出勤だったので、私企画のイベントをすることになったのだ。
滋賀のお酒を楽しむ会にして、滋賀酒に詳しい「あひるさん」に講師をお願いし、お酒や料理の打ち合わせに追われた。
毎日取材に行き、原稿を書く。空き時間にイベントで出す料理を考える。バランス、材料費、お酒とのペアリング。

同時に、これは本当にたまたまというか、この約束がずいぶん先だったのだが、イベント前日に友達が2人うちに来ることになっていた。
久しぶりに私の手料理が食べたいということで、「この週なら空いているからいいよー」と気軽に承諾していたら、結果的に翌日がイベントになってしまった。

そのうえ、2回目の3連休はキャンプの予定が入っていた。それも島根県松江まで!
毎日原稿が追いつかない状況で、3時間睡眠でキャンプへ。
今回は「旅行キャンプ」だったので、出雲大社や松江城などもまわり、かなりハードに遊びたおした。

帰ってきたら、翌日は朝と夕方の取材2本立て。1日に7人も取材してふらふらになりながらも、合間に原稿を書いて。
「あと何時間?」「あと何時間眠れる?」と逆算しながらの日々。

それでも、27日は無事におもてなし成功。
来客もとても喜んでくれた。
いろんなお酒を出し、ペアリングも楽しんでもらった。


「おいしい、おいしい」と食べて飲んでくれている二人を見て、やっぱり頑張ってよかったなぁと思った。
なんだかそれまでの疲れも吹き飛んでしまった。
ただただ楽しい時間だった。

しかし、まだ終わりではない。
二人が夕方帰ると、そこからイベントのための買い物へ行き、原稿を書きながらの仕込み。
また寝たのかどうかよくわからないような夜を過ごして、イベントの料理作り。
17時前に店に入り、スタッフAちゃんと共に最後の仕上げ、盛り付けをした。

完成!


お酒は9種類。


イベントは友達も含め、13名が参加してくれた。
皆が楽しんでくれて、あひるさんのお話もためになり、イベントは大成功!
そのうえ、私が最後の日だと知ったお客様やスタッフからお花やお菓子など、いろんなものをいただいた。


お店で働いたのはたったの8ヶ月。それも月に5回くらいなので、一人のお客様と顔を合わせたのもほんの数回だ。
でも、「かおりちゃん、淋しくなる」「辞めなくてもいいじゃない」と言って、本当に惜しんでくださるお客様が何人もいて、またここでも人に恵まれたなぁと感じた。
たくさんのお花を抱えて、嬉しくて泣きそうだった。

「人に惜しまれる」ということは、ここでも何かしらの働きができたのかな、とようやく思えた。辞めるその日になって、ようやく。

何よりイベントが終わってホッとした。
たかが2時間のイベントでも、しっかり企画してやろうと思えば、準備から時間がかかるものなんだなぁと、そういうこともよくわかった。
いろいろいい勉強をさせてもらった8ヶ月だったなと思う。

翌日は、午後からあべのハルカスでやっていた「若手の夜明け」という日本酒の試飲イベントがあったので、夫と二人で参加した。
50種類くらいは飲んだかな。(あくまでも試飲。2口くらい)
疲れもピークだったので、私は酔っぱらって帰れなくなってしまった。
夫が近くにホテルをとってくれて、そこでぶっ倒れ、死んだように朝まで眠り続けた。

目覚めると、久しぶりに右目がひとえになっていた。私は寝不足や疲れ目になると右目だけが二重になる。最近ずっと二重のままで「もうこのまま二重の人になってしまうのか?」と思っていたが、戻っていたのでホッとした。
台風が近づいていて、午前中にはJRが運休してしまうということで、慌てて帰宅した。

30日日曜日。
慌ただしかった9月の最終日、久しぶりに休日らしい休日を過ごした。

これがこの2週間の話。
10月前半は比較的ゆっくり過ごせるが、半ばからまた酒蔵取材がスタートする。
「めっちゃ取材入れるから、風邪ひかないように」と営業のE本さんからわざわざ電話があった。(これを伝えるために)
たぶん、私が風邪をひかないかを、この世で一番気にしているのはE本さんだ。

さてさて。
また酒造りの季節だなぁ。

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