月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

正直って清々しい!

2015-05-21 | 仕事
クライアントの営業E本さんとカメラマンM本さんと3人で、日本酒雑誌の酒蔵取材で仙台へ。
1日目は移動と飲食店取材だけで、気楽に終了。
夜は3人で飲みに行った。

行ったのは、6年前に夫と仙台旅行で訪れたお店。気に入ったのでもう一度行きたかったのだ。
E本さんが「日高見の飲み比べできる店ありますよ」と提案してくれたのに、「ここに行きたい」とお願いして連れて行ってもらった。

ここは3段になったアフタヌーンティみたいなつきだしが出る。


なんかこういう演出だけで気持ちが盛り上がるのに、E本さんは「なんか邪魔やなー」と言い出し、「降ろしてどけよう」とさっさと小皿をテーブルに降ろして3段を崩してしまった。
ああ、なんと情緒のない・・・

しかし、料理もお酒も美味しく、皆ごきげん。

お造りは、平政、黒鯛、鰹。


黒鯛かぶと煮


仙台名物、牛たん


大好きな「山和」


などなど。
仙台のお酒と料理を堪能した。

3時間半くらいしゃべっていたのだが、日本酒雑誌の制作メンバーとはもう気心知れた仲になってきた。
この時もそのことが話題にのぼったのだが、普通の仕事と違って、最初から「泊まり」と「飲み会」ばかりだから、仲良くなるのが早かったのかなぁと。

普通は取引先とそんなに飲みに行く機会はない。
せいぜい、打ち上げとか、忘年会とか。年に1回あるかないか、だ。
それが、最初から3泊4日の取材で毎日が飲み会。そりゃ、親密になるのも早いわけだ。

今回は私もようやく体調が戻っていたのでよかったが、4月に宇都宮と東京に取材があった時は、本当に体調悪くてひどかったですよねと、そんな話に。
すると、E本さんが真面目な顔で私にこう言った。

「あの時言ったら、しんどいのに落ち込ませるだけやと思って言わなかったけど、あの体調悪い時、すっごいブスやったで」

私は大爆笑。笑いが止まらなかった。
自分のことを可愛いと思ったことは人生でないけど、しかし、こんな面と向かって「すっごいブス」と言われたことも思い返せば初めてで、それがもうおかしくて、めっちゃ笑った。
なんちゅうストレートなお人や。

もちろん、いつもそう思っているというわけでなく、「あの時」限定で、「顔むくんでひどかった」らしいから、ディスられているという感じでもなくて、ただ単純に「あの時」のことを思い返せば、たぶん本当に「ブス」やったんやろうなぁと。

「一言しゃべるたびに咳き込んで、頭ぼーっとしてる感じやったし、絶対熱あったんちゃいます?」とも言われた。
あんなので取材ができるのかと、できたところで覚えていて原稿が書けるのかと、心配していたらしい。
そりゃそうだ。
あの時は本当にひどかった。

不思議だけれど、「ブス」と言われたことは微塵も嫌な想いはなくて、ただ思い返すたびに笑いが止まらなくなる。
なんかただ、「あの時、そうやったんやろうな」と。
そして、それを伝えられるくらい、私が今回元気になっていてよかったなぁと。

翌日、酒蔵の取材を午前中に終え、「お昼ご飯に海鮮丼食べに行きましょうよーーー」と2人を誘った。
いつもの調子で、E本さんは「勝手に好きな店探して。どこでもいいから。めんどくさい」と言うし、M本さんは優しいから「え、どこでもいいですよ。好きなところで」と言う。

それでも2人が付き合ってくれたことが嬉しくて(海鮮丼は高いので、適当にラーメンとか食べると思っていた)、テンション上がりまくりの私。
本当はおいしいお店を探して遠くまでも行きたかったけれど、「駅の近くにして」と言われたので、そこは従った。
で、この海鮮丼。


仙台、最高!
やっぱり東北はいいなぁ。
料理もお酒も美味しくて。
あとはいい原稿を書くだけだ。(それが難しい・・・)

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