月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

最近の家電事情

2022-04-15 | 生活
最近の出来事といえば、家電を買い替えたことだ。
まずは12年使ったドラム式洗濯機。見てはいないが、おそらく洗濯槽が黒カビの温床となっているような気がしていた。
乾燥機を使うと衣服が匂う。
家電は10年が寿命ともいうし、まだ使えるけれど買い替えようということになった。
いろいろ見たが、やっぱり使い慣れたドラム式がいいと思い、Panasonicの最新のものにした。
おそらく我が家で購入した「家電」としては過去最高値……。最近の洗濯機ってこんなに高いのかとびっくりする。
でも、また12年くらい使うことを考えれば良いものを買おうということで、それに決まった。

一番の特長としては、洗剤自動投入機能がついていることだろう。普通の洗剤、柔軟剤、おしゃれ着洗剤の3種類をあらかじめセットしておけば、自動で量って投入してくれる。
30℃、40℃、60℃のお湯でも洗えるし、もちろん乾燥機能もある。
スマホとも連動できるようだが、それは必要性を感じていないので、まだ使っていない。
あと、良いのは槽カビクリーンなど、洗濯槽のお手入れ機能がいろいろあり、週1、月1などで手入れすることでカビを防げる点だろう。
洗濯機の進化、素晴らしい。

それから、掃除機も買い替えた。
掃除機は2016年モデルのスティックタイプ(コードレス)を使用していたが、これがものすごく重いし、音がうるさいし、そのわりに吸わないし、ゴミ捨ても飛び散って面倒と、何もいいことのない掃除機だった。
HSP気質の私は掃除機の音も苦手なので、それがかなりのストレスになっていた。

掃除機もいろいろ調べて、実際に家電量販店で触ってみた。
そして、結果的にジャパネットでシャープのスティックタイプ(コードレス)のものを買った。
これがCM通りというか、CM以上に満足度の高い商品で、私の掃除に関するストレスはすべてなくなった。
軽い、静か、よく吸う、ゴミ捨て簡単!
なんと重量1.3kgという軽さに驚き、また、軽いということのメリットが想像以上であることを実感。
持ち上げられるので、カーテンレールの上とか、棚の上でも軽々と掃除機をかけられるのだ。
なんだか掃除が楽しくて仕方がなくなった。

ただ、「家計は折半」と言っているのに、夫が両方とも買ってしまった。
ありがたいが、どうしても罪悪感をぬぐえず、あることを思いついた。
「そうだ、お母さんに洗濯機を買ってあげよう!」

どうせ夫はお金を受け取らない。
だったら、浮いたお金を誰かのために使えば、私も気持ちがいい。
ちょうどこの間、母が「洗濯機の脱水が弱くなっていて」と話していたことを思い出し、「洗濯機を買ってあげます!」とLINEしたらすごく喜んでくれた。

うちの実家は築50年の古い団地で、洗濯機置場がなんと風呂場の中にある。(洗い場との仕切りもない)
ドラム式は大きいのであきらめていたが、縦型でも自動投入と乾燥機能はついているものをあげたいと思い、実家に設置場所サイズを測りにいった。
パンフレットと突き合わせてみると、これがまあ、選択の余地なし。どれも入らないのだ。
結果的に、自動投入も乾燥機能もついていないコンパクトサイズの洗濯機になった。
もう80歳近い母。膝も悪いし、これから10年の間にもっと弱っていくことは間違いないのだから、しんどい日は外に干さなくてもいいように、乾燥機能をつけてあげたかったのに……。残念だ。
とはいえ、ものすごく喜んでくれた。

さらに、掃除機も買ってあげることになった。
最初は予定していなかったのだが、設置サイズを測りに行った日、母がこう切り出したのだ。
「今、ジャパネットで掃除機のCMやってるでしょ。あれ良さそうだし買いたいんだけど、やり方がわからなくって。お金は払うから、注文やってくれない?」
その時すでに私は同じ掃除機を使っていたので「それ、この間うちも買ってん!めっちゃいいよ。うん、それも買ってあげるわ!」と、張り切って注文してあげた。
母は手芸をするので、糸くずがとにかく多い。それを掃除しやすい掃除機がほしいとのこと。あれなら軽いのでちょうどいい。
「でも、洗濯機も買ってもらうのに……」と遠慮がちな母の気持ちを軽くするために、夫の会社の業績が良く、特別ボーナスが支給されたという話をしてあげた。(実際は私がお金を出すのだが)
母はまだ少し申し訳ないという顔をしていたが、私が「大丈夫、大丈夫。お金あるねん」と言うのを聞いて、ようやく「そう。じゃあ、もらうね。ありがとう」と嬉しそうに言ってくれた。よかった。

すると、そのやりとりを横で見ていた父が、急にこう言い出した。
「電気髭剃りって、あったらいいなぁ……」
「え?いつもT字のカミソリやろ?」
「まあ、そうなんやけど、急いでる時とかなぁ、電気カミソリあったらええよなぁ……」

・・・たかってきた!!!

こういうところが父の恐ろしいところである。
「えー、知らんよ、そんなん。髭剃りなんて高いもんじゃないでしょ。自分で買ってよ」
私が邪険にすると、さすがにしょんぼりしていた。

あー、怖い、怖い。
と思ったが、まあ、父の日にでも髭剃りをプレゼントしてあげようかなとも思っていた。
買ってあげるのが嫌なのではなく、人がお金を持っていると知ると使わせようとする性質が嫌なのだ。遠慮ってもんはないのかね。

実家の洗濯機は明日届くが、掃除機は話をした翌日に到着した。
早速、母から喜びのLINEが届いた。
「うれしい!軽いわ~!ありがとう!」

よかった。母がうれしいと、私もうれしい。
ようやくちょっとだけ親孝行。
病気になったことが何よりの親不孝だから、少しでも何かしてあげたいと思う。

しかし、最新家電はすごい。洗濯機と掃除機で、一気に家事のストレスがなくなった!

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