月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

ハードな出張取材を終えて

2020-08-05 | 仕事
気づけば8月ではないか。
ああ、1年生き延びたと思う。冗談でなく。
ガンの再発宣告を受けたのは去年の今頃だったのだから。
こんな命の崖っぷちの1年を過ごすなんて、なかなかできない経験。まあ、誰もやりたくないだろうけど。

おかげさまで、今はただただ元気な人だ。
抗がん剤治療をしないと、こんなに普通に過ごせるのだなぁと改めて思う。
副作用はもう、足の裏の痺れが少し残っているだけ。

先週は山口県、昨日は徳島県へ取材に行ってきた。
どちらも日帰りでかなりハードだったが、帰宅後もテキパキ動いていたので夫が驚いていた。昔の私みたいだ。
「しんどい」とか「疲れる」って、どういうことだっけ・・・?そんなことを疑問に思っていた自分を取り戻しつつある。
元気の塊!

取材はどちらも4月に打ち合わせしたままになっていた、スポーツメーカーの営業ツールとしての小冊子。
初めてのクライアント、初めての制作チームということで、予習にも熱が入った。
結果を言えば、どちらもうまくいった。制作チームからも「いい話を引き出してくれた」とお褒めの言葉をいただき、ホッとした。
あとはいい原稿を書くだけだ。

どちらかと言えば、私は「緊張しぃ」なので、新規案件で緊張するかなぁと思ったが、まったくしなかった。
これがいつも本当に不思議なのだ。
仕事に関してはなぜか不安もなければ緊張もしない。ずっとそう。
飲食店で「お水ください」のタイミングがつかめず汗をかくような人間なのに。

取材は楽しい。改めてそう思う。

制作チーム(デザイナー、カメラマン、ディレクター、営業、クライアント窓口)もいい人ばかり。
まだどんな人たちかわからないし慣れないので、やりやすいかといえばそうでもないけれど、特に困ることもない。
ただ、コロナ自粛で人と話す機会が減っていた期間が長かったからか、本来の「引っ込み思案の自分」がやや出ている感じはした。
子供の頃から、明朗活発な女性にひたすら憧れる。
取材対象者の話の途中で、話題を拾って「私は~」と、関連した自分の話題を話し始める営業の女性を見て、すごいなぁと思った。
さすが営業さん!
質問はできても、「私はどこそこの出身なんですけど、そこではこうで・・・」みたいな話をぶち込むなんて芸当、私にはとてもできない。羨ましかった。

そして、女性は気を遣う・・・。
私はできれば周りが全員男性のほうが気持ちが楽だ。
たぶん男性のほうが気持ちを読みやすいからだと思う。女性は自分を隠すのが上手いから、本音とタテマエのない私には手に負えない。
ちょっとドライな女性だと、こちらが振った話があまり盛り上がらなかっただけで、やっぱり私のことを良く思っていないのかなと思ってしまい、近寄るのも怖くなってしまう。
たぶん、1回飲みに行けばいいんだろうけど。それだけでぐっと近くなる。だからお酒って好きだ。

まあ、そういう考察や分析、反省なども含めて、取材は充実していた。

そして今日は数年前にお世話になっていたT社長から電話。
年に何回かはメールなどで連絡を取っていたし、たまにはお会いしてご馳走になっていたのだけど、電話があったのは久しぶりだった。
何かなと思ったら、一度離れた某スーパーマーケット(関東圏)の社内報を手伝ってくれないかという話。
ありがたかったけれど、慎重に考えたくて返事は保留にさせてもらった。
ただ、その本題の後、いろんな話をして、気づいたら1時間!
最近は「長電話」というものをしないから、押し付けた耳が痛くなってしまった。(そういう点で、スマホより家電話の受話器はうまくできていると思った)
70歳近くなっても好奇心旺盛で活動的なT社長の話を聞いて刺激を受けた。私のほうが老人みたいだ。
またT社長とお仕事させてもらえるのはいいなぁ・・・。前向きに考えてみたい。

それから、今日は運命のCT検査だった。結果は1週間後の12日。
2ヶ月間、放っておいたガンはどうなっているのやら・・・。こんなに元気なのだから、少なくとも悪くはなっていないと思う。
食箋と温浴の効果はどうだろう。体質改善には2~3ヶ月かかるというので、たった3週間では効果は表れていないかもしれないが。
ガンがどうであれ、休薬して元気になっていくのを感じると、もう化学治療はしたくないなと心から思う。
地道に体質改善を続けていこう。

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