月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

着地点を探す

2020-11-11 | 生活
後から後から積み上がってくる仕事と、遅々として進まない原稿との狭間で、まず気持ちが追い込まれる。
次に、時間という物理的なものに追い込まれる。
そうなると、悪循環。
もう四半世紀にわたり経験してきたこの悪循環を、今回は新鮮な気持ちで見ている。
そうそう、これこれ・・・という感じだ。

酒蔵の原稿は1日半でできると思っていた。
頭の中で構成はばっちりできていたし、着地点も決まっていた。
それなのに、書き出してみると矛盾が見つかり、このまま進んでも破綻すると途中で気づいた。
悩んだが、とりあえず書きたいことを全部書き出してみようと、1000文字くらいオーバーで書き続けた。
そこから推敲。
結局、着地点を変えることにして、矛盾がないように1章から書き換える。
もっと早く到着すると思っていたのに、意外に難航した。

今はあまり時間の余裕がなく、予定がずれると厳しい。
ありがたいことに夫が東京出張で、そのうえカレーを大量に作っていたものだから、3日間は昼ご飯を作ることなくカレーでしのげた。カレー様様である。3日目が特に旨い。玄米にも合う。

予定外に、追われているのはなぜなんだろうかと振り返ってみてわかった。
日曜に「鬼滅の刃」を全巻読んでしまったからだ。
夫がいないのでめちゃくちゃリラックスして、ネットのレンタルで読み切ってしまった。
たぶん読み返したくなる漫画ではないから、買わずにネットで読もうと夫と話し合い、共有IDでそれぞれ読んだ。
1週間前に映画も観に行った。
面白いんだけど、そこまでハマらないのは一体なぜなんだろう。とりあえず「内容を知ったからもういいや」という感じ。

そして、そうやって遊べる余裕があるくらいだから、まだまだ大丈夫だなと思い直す。
本当に追われる時はこんなものじゃないから。
しかし、気を抜くと、また夜中まで原稿を書くような生活に戻ってしまうので、テキパキ活動しなければ。
できれば夕食以降は仕事をしたくないのだ。
規則正しい生活、余裕のある生活をしたい。

体調は治療をやめてからとても良く、CT検査が終わってみれば腹痛もなくなり、やはり精神的なものだったのだと思う。
7月からずっと食箋を続けている。
人参と大根をおろしたもの、小豆昆布、切干大根と干し椎茸のスープ。
それに、自分で加えたサジー、黒にんにく、玄米など。

今日は午後から検査結果を聞きに行く。
体調がいいと気持ちも落ち着く。こんな元気な人が病気なわけがないと思えるから。
心と体って、本当に密接に結びついているんだなと思う。