月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

WELCOME BACK!

2020-08-14 | 癌について
3週間ぶりにセカンドドクターのところへ行った。
普段は2週間に一度行くのだが、検査や検査結果が挟まっていたので、少し間が空いてしまった。でも、良い結果報告ができるのが嬉しかった。

2か月も放置していたのに、わずかでも小さくなっていたという結果を告げると、先生も喜んでくれた。
主治医は不思議そうだったと言うと、「私たちにとったら、当然の結果ですけどね」と言う。
さらに、主治医のほうから「3か月経過観察」を提案してくれたので治療もしなくていいのだと言うと、「一番望んでいた展開ですね」と言って、私のCT画像を見ながら「元々小さかったのに、これがまだ小さくなっているんだから、もうほとんど治っているようなもんじゃないですか」とまで言ってくれた。

西洋医学では、ガンを完全に消滅させようとする。切って、焼いて、薬を盛る。消滅させないことは「死」につながると考えているから。
これが統合医療になると全然違うんだなと思った。
ガンという局部を見ない。カラダ全体を見る。ひいてはココロにも何か原因があるという見方をする。
ガンを物理的に取り除くことに必死にならない。体や心、魂まですべてを見て、すべてのバランスを整えることを大事にする。
逆に、西洋医学を否定もしない。手術や放射線で取り除けるなら取り除く。だけど、それで終わりではなく、根本的な原因を探らなければ、本当の意味で健康にはならないと考えている。そういうことがだんだんわかってきた。
そして、一番大事なのは、医者や医療が私を治してくれるのではなく治すのは自分自身だということと、自分には治す力があることを信じること。その力を引き出すことが今の私に与えられたミッションなのだ。

午後からは瞑想。
瞑想の先生もこの結果をとても喜んでくれた。
ここに通うようになって早10ヶ月。瞑想のレベルもどんどん上がってきて、最近は少し難しい。
やりすぎて、片岡鶴太郎さんみたいになったらどうしよう(笑)

検査の結果を日本酒の雑誌のY編集長にも伝えた。4月号は創刊7年目にして私の記事が初めて1本も掲載されず(心配性のクライアントの意向で取材に行かせてもらえなかったから)、7月号はコロナで休刊。この1年でたった2蔵しか取材に行かせてもらうことができなかった。
だけど、治療もしていないこの秋からはもう少し行かせてもらえるんじゃないかと思っている。そんなことをYさんにお伝えした。

そうしたら、Yさんから「WELCOME BACK!」という文字の画像が送られてきた。文字の下に何か赤いものが切れているのが見えるので「ちょっと見えている赤いものは何ですか?」と尋ねると、「しょうがないな」というコメントと共に、画像の全貌が・・・。
なんとそれは、広島カープのユニフォームを着た黒田のイラストが描かれたTシャツの画像だった。赤いものはカープの帽子だったのだ。
(この人はユーモアのセンスが抜群だ)
私が爆笑の顔文字で返信すると、次に来たメッセージが泣けた。

「みんなが待ち望んでいる。本当に愛されるべき人」

うう・・・。カープファンに申し訳ないよ。こんな偉大な選手に例えてもらえるなんて。
それから続けて、「あなたの原稿が好きだからなぁ」とも言ってくれた。
ありがたくて、ありがたくて、何度もそのメッセージを読んでから寝た。

まずは健康になることだ。元気があれば何でもできる。
そして、この気持ちに、言葉に、きちんと返せるようなものを書いていきたい。
与えられた3か月を大事にしよう、体の声を聞きながら整えていこうと強く思った。