月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

抗がん剤治療4クール目 ~入院

2019-12-05 | 癌について
病室がいっぱいだということで、初めて大部屋(四人)になった。
前回の特等室も入れず、仕方なし。

一体何のための前日入院なのか。
とにかくストレスがたまることばかり。

採血の結果が出て入院OKになったのに、書類のことで少し待ってと言われて、それから40分。
痺れを切らして受付に聞いたら、入院してもらっていいです、と。
何なん?
何のための40分やったん?

病棟に行ったらまたいきなり昼ごはん。
そのあとは例の放置プレイ、二時間。
隣のベッドのお見舞いが来て、小声でもやはり気になって本も頭に入らない。
やっぱり個室がいい、、、

リストバンドつけられて、説明受けたら、4時のシャワーまで一時間あったので、院内のドトールへ。
コーヒー飲みながら集中して原稿書いた。
急いで戻ったが、シャワーのお呼びがかからない。
5時までなので気になって、2回も聞きに行ったが、順番が来ないという。
気づいたらもう6時!!
夕食が運ばれてきたので看護師さんに聞いたら、慌てて確認に行った。
結局、ご飯の後で入れることになったけど、、、
二時間待ったのは何やったんやろ。
もっと仕事できたやん、、!

ご飯を食べて、シャワーして、歯磨きして、今ようやく落ち着いた。
決められた通りに物事が進まないということが、私は一番苦手だ。すごいストレス。
前日入院して、そのせいでこんなストレスためさせられて、何のための入院なのかと思う。

当たり前だけど、病人のように扱われる。
吐き気は?どこか痛みは?食欲は?ご飯は食べられた?ふらつかない?トイレは一人で行けます?など、いろんなことを聞かれる。
ないです、痛くないです、食欲旺盛です、完食です、しっかり歩いてます、一人で行けます、と答える。

片足で15秒立てるかというテストまでさせられる。(老人か!)
「すごい!安定感ありますね!」と言われたが、当たり前やん!とツッコミたくなる。
心配してもらえるのはありがたいが、再発する前と今とでは体調に何の違いもないので、病人扱いされると変な感じがする。
先週末に一泊キャンプしたとか、その前の週末は四軒ハシゴ酒したとか、先日も朝5時起きで滋賀まで取材に行って、夕方から祇園でお酒の会に参加して帰ってきたとか、そんな生活ぶりを話したら、看護師さんびっくりするんやろなー。

逆に言えば、私のデータ的な病状と抗がん剤治療から考えると、片足で立てなくなる人もいるということだ。
私はなんでこんなに元気なんだろ?
本当にガンなのかなと、毎日疑っている。
もう少し深刻になるべきなんだろうけど、痛みもしんどさも、気持ちの落ち込みも、何もないから今一つ深刻になれない。

まあ、それくらいでよかった。本当に!!

文句ばっかりの4クール目スタート。
明日のために、後で瞑想しよう。